【厚生年金保険料】って何?いくら?必要なの?解説とシミュレーション

ファイナンシャルプランナー

会社員のみなさん、毎月ちゃんと給料明細見ていますか?

収入があってもたくさん引かれて残る金額はこれっぽっち…
というのは会社員なら誰もが思うのではないでしょうか?

その中でやたら引かれる金額が大きいのがこれ

厚生年金保険料

ですよね。

 厚生年金保険料って何よ?

 

 え、なんでこんなに持ってかれるのよ!?

 

 そもそもこれって払う必要あるの!?

なんて心の中で思ってる人も、心の外に出ちゃってる人もいると思います。

今回はそんな厚生年金保険料とは何かを

サラリーマン(以下会社員と言います)のためにやさしく解説!!

シリーズとして具体的な金額を出してみて金額の出し方までわかりやすく解説していきますよ!!

今回は月額の算出方法までです。将来的もらえる年金額がいくらになるの?
と言う事については後々書いていこうと思いますので乞うご期待!

目次

  1. 厚生年金保険とは
  2. 高いから無ければいいのにって?会社員の特権ですよ
  3. 月々の保険料はいくらになるの?
  4. まとめ

1.厚生年金保険とは

Ⅰ.概要

厚生年金保険とは、国民年金に上乗せされて支給されるものです。

国民年金も厚生年金も、一言に”年金”と言われるのを耳にすることが多いです。

図式するとこんな感じです、年金の階層として説明されています。

厚生労働省HPより引用

昨今のニュースでもよく年金の制度が破綻するなんてことが言われていますが、
この年金のことを指しています。

少し余談ですが、私はこの年金制度が破綻するなんてことはまぁ無いと思います。
何故かって?国が運用しているからです。何の保証も無く年金制度が破綻したら、
それはもう国が国として機能できていない状態になっているわけですから、
そんなことにはならないでしょう。

Ⅱ.保険料率

保険料率は標準報酬月額及び標準賞与額18.3%となります。
標準報酬月額と標準賞与額については後程解説します。
現時点ではおおよそ基本給くらいと考えておいてください。

つまりは収入が増える程高くなります。

この18.3%には、国民年金の保険料も含まれています。

保険料率は18.3%ですが、この18.3%にあたる金額を労働者と会社で半分ずつ支払います。

これを労使折半と言います。

つまり、労働者は標準報酬月額及び標準賞与額の

18.3% / 2 = 9.15%

を支払うことになります。

2.高いから無ければいいのにって?会社員の特権ですよ

  • こんな高いなら払いたくない!
  • 無かったらもっと自由に使えるお金増えるのに!

なんて一度は思うのではないでしょうか?

しかし、この厚生年金の制度は会社員(と公務員)の特権とも言うべきお得な制度なんですよ!!

何故特権と言えるのか、それは厚生年金保険料が労使折半である事によります。

自営業者は国民年金の保険料を全額拠出しなければなりません(2021年度は月額16,610円)。

これに対して、会社員は厚生年金保険料の半分を会社に負担してもらう事ができます。
そして、この厚生年金保険料の中には国民年金の保険料も含まれています

また、将来的にもらえる年金額も

国民年金のみの場合は満額で78万円/年、付加保険料込みでも87.6万円/年なのに対し、

厚生年金の場合は所得によって増減するとはいえ、
平均で170万円/年もの金額を受け取ることができます。

平均寿命と健康寿命はどんどん延びている世の中ですので、
死ぬまでもらえる不労所得の差がこれだけつくのは非常に大きいです。

まさに会社員の特権と言えるのでは無いでしょうか?

3.月々の保険料はいくらになるの?

この厚生年金保険料は月額いくら支払うことになるのか解説しましょう。

その前に、この月額を出すにあたって知っておかなくてはならないことがあります。

それが標準報酬月額標準賞与額というものです。先にこちらから解説します。

Ⅰ.標準報酬月額と標準賞与額

標準報酬月額

毎年4月~6月に受けた報酬(給料の支給額)の平均額として算出されます。

ここで算出された平均額を

全国健康保険協会の
健康保険・厚生年金保険の保険料額表

に照らし合わせて厚生年金保険料を算出します。

この標準報酬月額について、労働者はあまり知らされることが無いのではないでしょうか。
実際私もこの言葉を会社で耳にしたことがありませんでした。

標準報酬月額は、給料明細で厚生年金保険料額が出ていれば、

逆算(9.15%で除算)すると算出することができます。

標準賞与額

賞与の支給額の千円未満を切り捨てた金額を標準賞与額と言い、

標準賞与額に18.3%を掛けた金額が厚生年金保険料として差し引かれます。

尚、こちらについても労使折半となるため労働者の負担は半分の9.15%となります。

Ⅱ.月額シミュレーション

では実際に厚生年金保険料がいくらになるのかを、

健康保険・厚生年金保険の保険料額表を用いて算出してみましょう。

例は令和3年4月納付分以降、東京都の保険料額表を用いています。

3パターンについてシミュレーションしてみます。

  • ①報酬月額174,000
  • ②報酬月額176,000
  • ③報酬月額184,000

まずは①の場合です。

報酬月額の欄で、報酬月額174,000が該当するのは等級14(11)と書かれたところです。

厚生年金保険料の等級は()数値の為、等級11となります。

等級11の時の厚生年金保険料の折半額は15,555ですので、

この金額が厚生年金保険料月額となります。

同様に②を計算します。

報酬月額176,000は等級15(12)にあたりますので、等級12となります。

等級12の時の厚生年金保険料の折半額は16,470ですので、
この金額が厚生年金保険料月額となります。

続いて③を計算します。

③も②と同様、等級15(12)にあたりますので、等級12となります。

等級12の時の厚生年金保険料の折半額は16,470ですので、
この金額が厚生年金保険料月額となります。と同じですね。

 

このように計算していきますが、
報酬月額635,000(32等級)より高くなると厚生年金保険料は頭打ちします。

これ以上報酬月額が上がっても、東京都の場合は折半額59,475以上の保険料にはなりません。

・・・おおよそ6万円。高所得者ってとんでもない額が引かれていることがわかりますね。

4.まとめ

いかがでしたか?

厚生年金は将来を支える非常に重要な積み立てなんです。

将来的に受取金額が多少減ったとしても、まだまだメリットの方が大きいですよ。

また、会社員から独立しようとしている方には是非、
厚生年金のメリットから抜ける事を理解し、後悔の無いようにして頂きたいです。

人生が長ければ長いほど、受け取る金額も大きくなってきます

人生100年時代と言われる今、厚生年金の重要性は更に高まっているのではないでしょうか。

 

【厚生年金保険】って何?いくら?必要なの?解説とシミュレーション おわり

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