【間取り公開】シリーズと題して我が家の仕様や特徴についてご紹介します。
第1回の今回は間取りの公開・仕様・建築資金についてご紹介します。
家が欲しい!と思って家づくりを始めても、
- 何から始めて良いのかわからない…
- どんな家が良いのかわからない…
- とにかく何もわからない!
と言う方も多いはず。
一番気になる家の値段ですら、最初の頃は全く見当もつきませんね。
そこで、当記事はこのような方におすすめしています。
- 家を建てたいけどいくらくらいになるのか見当もつかない
- 一条工務店の家の値段の感覚がわからない
- 建築費用の内訳を知りたい
ほとんどの人にとって人生に1度きりの家の購入、
絶対に失敗したくありませんよね。
注文住宅の場合は他の家と全く同じ間取りというものはほぼありません。
自分が望む家のイメージをパズルのように組み合わせて1つの家を作るのです。
当記事ではそんなイメージを家づくりの種として公開しています。
あなたの理想の家づくりに、少しでもお役に立てばと思います。

間取り公開
建築費用の前に、我が家の間取りを公開します。
方位はほぼそのまま、北玄関で南LDKです。
非常にコンパクトな間取りになっています。
家族構成の想定は将来的に私達夫婦と子ども2人です。
子ども部屋2つを2階に確保し、家族が集まるLDKは日当たりの良い南側に大きくとっています。
LDKと和室はふすまで仕切られていますが、大きく開放できます。




小さくてコンパクトな家だけど必要な物は全て揃っているよ。
広く見せるための工夫なんかも他の記事で紹介しています。
仕様



商品概要・施工床面積・建築費用
一条工務店の商品です。
- 洋風ブリアール 夢の家Ⅳ仕様
- 間取り 4LDK
- 施工面積 114.28m2(34.57坪)
- 1F床面積 63.76m2(19.28坪)
- 2F床面積 46.37m2(14.02坪)
- 建物本体工事費 (施工面積) x (m2単価) = 114.28(m2) x 177,985(円) = 20,340,125(円)
- 建物工事費 約2,450万円(消費税8%含まず)
- 建築総費用(見積もり) 約2,920万円(建物工事費の消費税8%含む)
建物工事費に加えて1次外構・インテリア(カーテン等)・火災保険・登記関係・行政サービス関連の手数料の概算見積金額を足したもので、実際の価格により変動します。
坪単価
坪単価を算出するにあたり、
前述の建築本体工事費内の”m2単価”に3.3(※)を掛けて、
177,985 x 3.3 ≒ 58.7万円/坪……としたいところですが実際はそうはいきません。
1m2は0.303坪ですので、”m2単価”に3.3を掛ける事で”坪単価”になります。
“建物本体工事費”には排水設備や雨水関連工事等、
住む為に必ず必要な工事費用が含まれていません。
また、標準仕様外工事(オプション等)もあります。
感覚的な乖離を防ぐために、当記事ではオプションまでを含めた“建築工事費”を坪単価の算出基準とします。
ですので坪単価は
2,450(万円) / 114.28(m^2) x 3.3(m^2/坪) ≒ 70.7(万円/坪)
となります。消費税が加わると2018年当時は消費税8%でしたので
70.7(万円) x 1.08 ≒ 76.4(万円/坪)
となります。
高ッ!!と思いますよね。
費用詳細については後述(4項にて)しますのでそちらを確認してください。




費用イメージがつかめたらタウンライフで具体的に間取りを検討してみよう!無料で利用できるので家づくり初心者におすすめです。
別記事にて利用方法や入力補助をしていますので参考にしてくださいね。
\ 家づくりはここからはじまる/
ライフプランとコンセプト
我が家のライフプランとコンセプトをおさらいしておきます。
どちらも家づくりにおいて非常に重要な内容です。




家づくりでは外せないポイントをしっかりつかんでおくことが重要!




ライフプランとコンセプトについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
⇒間取りを決めるときに意識すべき3つのポイント
こちらのページの5項(私はこうした)に詳細を記載しています。
想定する家族構成
家族構成は私達夫婦と子ども2人を想定しており、子ども部屋を2つ確保しています。
将来的に、体力が衰えて階段の昇降が苦になる事を想定して生活が1Fで全て完結できるようにしています。
コンセプト、とにかく安く!!
一条工務店を選んだことで元々のぼんやりと思い描いていた予算よりも、
大幅に値段が高くなってしまいました。
土地購入の必要が無かったため一条工務店を選ぶことができましたが、
とにかく建築費用を安くしなければ、という事を常に頭に置いていました。




なんでそんなに安くしたかったん?




家賃支払いしたこと無くて感覚わからんから怖かったんよな。
35年間の固定費やから少しでも安くしておきたかったんよ
建築費用を安くするために最も工夫したことは、施工面積を小さく抑える事です。
どのハウスメーカーでもそうですが、
施工面積が小さくなればなるほど坪単価は上昇する傾向にあります。
しかし、坪単価は上がりますが建築費用は下がります。
大きな家は坪単価こそ安くなり、値段の上昇は緩やかになりますが、
当然のことながら施工面積が大きくなるので建築費用は上がります。




例えば…
坪単価70万円で40坪なら2800万円
坪単価68万円で42坪なら2856万円
坪単価は高くても家が小さい方が安くなるよ
一条工務店の坪単価も同様に施工面積が小さくなるほど上昇します。
そんな中でも一条工務店の特徴は“坪単価 x 坪数”の関係がわかりやすいです。
例えば
- 坪単価70万円で40坪なら70万 x 40坪 = 2800万
- 坪単価70万円でリビングを1坪小さくしたら 70万 x 39坪 = 2730万
このような具合です。
この関係はリビングを1坪減らしても、廊下を1坪減らしてもほぼ変わりません。
1マスは90cm角、2マスで1畳、4マスで1坪となります。
我が家の坪単価は約70万円なので、1マスあたり17.5万円かかることになります。
35年ローンで支払う場合、17.5万円の増減は月々の支払額に大きな変化はありません。
しかし、1マス削ったお金で17.5万円分のオプションを付けられる!!と考えれば、
施工面積を小さくすることに大きな意味があると考えます。




オプションで17.5万円削ろうと思うとなかなか大変!!
我が家はコンパクトな家を追求しましたが、
必要な物を諦めたわけではありません。
子ども部屋を2部屋確保し、主寝室、広いLDK、和室…と、
夫婦で希望した部屋は全て備えています。
あくまでも削ったのは廊下であり、廊下を少なくするために間取りを組んでいます。
資金計画



建築費用詳細
建物本体工事費・建物工事費・建築総費用…と色々書きましたが、何を参考にしたら良いのかわかりにくいですね。
かかった費用の詳細をご紹介します。
(~千円の単位を四捨五入しています。)
番号 | 内容 | 費用(万円) | 備考 |
① | 建物本体 | 2,034 | 確定金額 |
② | 建築申請・業務諸費用 | 44 | 確定金額 |
③ | 付帯工事 | 165 | 確定金額 |
④ | 標準外仕様工事(オプション等) | 210 | 確定金額 |
⑤ | 消費税 | 196 | 確定金額。①~④にかかる |
⑥ | その他工事 | 168 | 見積もり |
⑦ | 住宅ローン借入諸費用 | 15 | 見積もり |
⑧ | 諸手続き | 80 | 見積もり |
計 | – | 2,912 | – |
大きくこれら8つに部類することができます。




消費税高っ!車買えるやん!!




1%でも20万円超えるからね…消費税恐ろしいよほんと
②・③・⑥・⑦・⑧については水回りや住宅設備工事、
住宅ローンや火災保険・登記に関係する手続き費用等です。
このため、なかなか費用として削るのは難しいです。
①は建物の本体価格なので変わりません。
一条工務店は値引きが無い為、
安くするためには施工面積を小さくするしかありません。
⑤は消費税ですので決まっています。
このように考えると、削れる見込みがあるのは④の標準外仕様工事(オプション等)のみです。
しかし、オプションと言っても切るに切れないオプションが多くあるのが実情です。
「え!?これオプションなの!?」 というものもあります。
我が家のオプション210万円の内、金額が大きな物についてご紹介します。
- ベタ基礎 38万円
- ソイルセメント(地盤改良) 77万円
- 床暖房システム 67万円(ブリアールの場合はオプション扱い)
- 網戸 10万円
- 畳の色を枯草の色→若草色に変更 10万円
これだけで合計202万円です。
他にも色々ありますが、住まいの体験会でもらえる抽選当選品であったりで実質負担は無いものが多い。オプションサービスのラインナップはいくつかあり、高い物をサービス扱いにしてもらえます。
地盤改良は必要ですし、
床暖房システムが無ければ一条工務店にする必要は無いでしょう。
削れないことはないのは網戸と畳くらいかと思います。
他には、設備によっては外したり、
グレードを落とす事で減額ができるものもあります。
このように建築総費用の内、
建物本体①が占める割合は7割程度に過ぎません。
建物本体以外にも大きな出費が必要となるので、
資金には余裕を持つことが必要です。




意志あってのオプション採用なのか無駄遣いなのかはよく考えよう。
後から追加・変更すると高くつくものもたくさんあるよ。
月々のローン返済額
結局我が家のローン返済額がいくらになったのかご紹介します。
建築総費用は約2,900万円で、当初資金で450万を支払っています。
- 条件
- ・フラット35S(※1)、
・借入金額2450万円、
・融資率9割以内(※2)、
・固定金利0.77%(当初10年)、
・固定金利1.07%(11年~35年)、
・賞与月は年2回払い
※1.フラット35Sは特定の性能を満たす住宅に適用され、 最大10年間金利が優遇されます。
※2.フラット35,35Sは融資率9割以内で金利が優遇されます
この条件下で支払金額はこのようになります。
フラット35Sを利用している為、10年を境に支払額が変化します。
- 返済金額(~10年):月々\57,055- ,
賞与月は\57,135-加算。 - 返済金額(11~35年):月々\59,156- ,
賞与月は\59,268-加算。
総支払\28,679,189-
我が家の返済額はこのようになっており、
35年を通してボーナス月以外は月の返済額が6万円を超えないようになっています。
フラット35は融資率9割以内で金利が優遇されます。
返済額に大きな差がでますので、当初資金に余裕があるのであれば融資率9割以下となるようにした方が良いです。
フラット35Sは家の性能等に条件があります。
一条工務店の家であれば問題無く適用されるはずですので、
金利の優遇を受けることができます。
まとめ
間取り公開からコンセプトの紹介、費用の内訳、月々ローン返済額とご紹介しました。
建物のサイズ感と価格のイメージが少しつかめたのではないでしょうか。
- 廊下を少なくしてコンパクトな家に
- コンセプトはとにかく安く
- 家だけで総費用ざっくり3000万、月々の支払額6万円以下。
- 土地の購入はしていない
我が家は土地取得にお金がかかっていないため、
ローン返済額が安く抑えられていることは間違いありません。
しかしながら、廊下を可能な限り少なくすることで価格を抑えています。
他のハウスメーカーでも同様の間取りでコンパクトな家を建てる事は可能です。
しかしながあ一条工務店には無い、基準が不明な“値引き”があるため、
小さくしてもあまり意味はないかもしれません(値引き額の付け方で何とでもなる)。
- 一条工務店でできるだけ安く建てたい方
- 土地柄コンパクトな家にする必要がある方
一度参考にされてはいかがでしょうか?
今後の記事にて、コンパクトな中でも施したこだわりや、
妥協した点についてご紹介していきたいと思っています。
そちらもご参考にして頂ければと思います。
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