月平均11,150円
これは何の金額だと思いますか?
そう、我が家の電気代です。
今回は電気代についてご紹介していきます。
月平均11,150円と聞いて
- 高っ!!
- そんなもんか
- 安っ!!
- そもそも感覚がわからん!
あなたはどう感じましたか?
一言に電気代と言っても何もわかりませんね。
例えば同じ金額でもオール電化なのか、
ガス併用なのかで大きく状況が異なります。
我が家は一条工務店のブリアール、オール電化仕様で冬は全館床暖房です。
最近の一条工務店の家は殆ど全ての家が全館床暖房。
冬にぽかぽか羨ましい…と思ってもやっぱり電気代は気になるところ。
当記事では一条工務店の家の電気代について
- どのように生活して
- どのような環境にあって
- どのような金額になっていくのか
これらに着目して2年分の電気代を公開します。
公開する2年はそれぞれ家に居る時間が全く異なっていたため、
多い時・少ない時でそれぞれいくらくらいになるのかも読み取れます。
当記事はこんな方におすすめしています
- 全館床暖房が気になるけれど電気代が怖い
- 一条工務店の家の電気代がどのくらいになるのか知りたい
- とにかく電気代に関する情報がほしい

我が家はブリアール、2年分の電気料金を公開
我が家は一条工務店のブリアールです。
前述の通り電気代の2年間の平均は月11,150円
この金額が月別でどのような変化になるのかを紹介します。
月別電気代の変化
それでは早速、月別電気代の変化をグラフにまとめましたのでご覧ください
※10円の単位で四捨五入をしています
※2019年9月~2021年8月分の電気代です
※締め日は毎月11日(例えば8月分なら7/12~8/11の使用料金)
月 | 1年目 | 2年目 | 冷暖房使用状況 |
9 | 10,000 | 9,800 | 初旬冷房使用 |
10 | 8,400 | 8,100 | 使用無し |
11 | 9,500 | 8,700 | 初旬床暖房使用開始 |
12 | 11,900 | 10,100 | 床暖房使用 |
1 | 17,200 | 16,800 | 床暖房使用 |
2 | 16,000 | 14,200 | 床暖房使用 |
3 | 13,500 | 12,800 | 床暖房使用 |
4 | 13,200 | 12,200 | 床暖房使用 |
5 | 11,500 | 9,800 | 初旬床暖房使用終了 |
6 | 8,100 | 7,000 | 冷房使用 |
7 | 8,500 | 8,700 | 冷房使用 |
8 | 10,900 | 11,200 | 冷房使用 |
- 最も高くなるのは1月で1.5万円を超える
- 12/12~1/11の利用料金が1月請求分となります。
この期間は床暖房を使用していることに加えて、年末年始休暇により家に居る時間が長くなる事によります。家に居る場合、日中に床暖房を節電モードで動かすことが無いため、電力使用量が高くなります。このため、電気代は高くなる傾向にあります。 - 最も安くなるのは6月
- 5/12~6/11の利用料金が6月請求分となります。
床暖房は5月の大型連休頃には使用を停止することが多く、この期間は床暖房も冷房も使わないことが多いです。梅雨が始まるとドライ運転をしたりすることもありますが、ほぼエアコンの使用はありません。休日も比較的少ない為電気代は安くなる傾向にあります。




やっぱり冬場の電気代は結構高いね。
夏も多少あがる傾向にあるけど、冬の値段には全然届かないことがわかるね




うーん、でもなんかまだピンとこやん、、




電気代は家の性能・エアコン使用頻度・家族構成なんかでも変わってくるからね。それらが違うと単純比較できやんのよな




例えば4人家族と1人暮らしでは全然比較できへんってことやな!




そういうこと!だから条件が近くないと参考にできやんのよ。
だから次は我が家のスペックや家族構成、室内環境なんかを紹介していくよ
我が家はオール電化、電気代に関わる環境を紹介
前述のように、電気代は家が同じというだけではなかなか単純比較できません。
たくさんの要素が電気代に変化を及ぼします。
- 電気代に変化を及ぼす要素
- ・居住地の環境(暖かいのか寒いのか)
・家の仕様(オール電化か否か・断熱性能)
・家族構成(何人暮らしか)…等々
挙げていけばキリがありません。
たくさんありますが、
我が家における電気代に変化及ぼす要素の中で影響の大きそうなものを幾つか紹介します。
要素 | 状態 | 補足 |
居住地の環境 | 三重県 特別暖かくも寒くもない | 夏の最高気温は35度程度 冬の最低気温は0~4度程度 雪は年に1~5回くらい |
家の仕様 | 一条工務店・ブリアール 高気密・高断熱住宅 オール電化住宅 | 冬場は全館床暖房 ガス・灯油代は不要 |
家族構成 | 大人2人、子ども1人 | – |
在宅頻度 | 1年目、2年目共に、 妻が一部産休・育休取得の為在宅 | 詳細は後述 |
室内環境 | 夏は涼しく冬は暖かい 室温は冬20度、夏27度 | エアコン使用は一切我慢しない。節約よりも快適さを重視する |
契約電力会社 | 中部電力 | スマートライフプラン 22時~6時が安い深夜料金 |




節電節約よりも快適に過ごせることに重点を置いているよ。
電気の無駄遣いはしていないけど特に節約を意識してるわけではないよ




節約でストレスは溜めたくないねー




ここからは2年間の電気代の差がどうやって生まれたのか、
何が違うのかについて解説していくよ!
環境が近い人は是非参考にしてってなー
四季の屋内環境と電気料金の変化
まずは四季によってどのくらい電気料金が変化するのかに着目してみます。
こちらは先ほどのグラフにエアコンと床暖房の使用状況を重ねたものです。







オー、こう見ると何も使ってない期間って短いね!




快適さを維持しようと思うとこうなるなぁ、
ポイントをまとめていこか
- 冬場のピークは1月~2月
- 単純に気温が低いという事に加えて年末年始休暇があり、在宅時間が増えるため電力使用量が高くなります。
5月請求分まで比較的高止まりしますが、これは5月分の使用期間が4/12~5/11であることによります。ほとんどの期間が床暖房を使用している事に加え、GW休暇があることで在宅時間が増える事によります。 - 夏場のピークは8月
- 8月請求分は7/12~8/11であり、この期間はエアコン使用がピークを迎えます。お盆の連休に酷暑が続くと24時間エアコンを稼働させたままの日もあるため、電気使用量が高くなります。
7月請求分(6/12~7/11)が安いのはエアコンこそ使用していますが、真夏に比べて外気温が低いため、あまり高くはなりません。 - 夏と冬の比較
- 夏と冬の電気代を比べてみます。
夏のピークの電気代はおおよそ10,000円
冬のピークの電気代はおおよそ16,000円
エアコンを使い続けている夏よりも、床暖房を使用する冬の方が1.5倍ほど電気代が高くなります。
・床暖房の電気代は決して安くはない
・床暖房に比べると冷房は安い
・快適重視で生活しても月額20,000円を超えない




夏と冬ってもっと似た金額になるとおもった!




床暖房は24時間動きっぱなしやから電力消費激しいね。
雪の良く降る地域では軽く2万円超えてきそうやなぁ




ところで快適生活って言うけど、具体的にどんな環境なん?




それについては四季の環境を紹介してる記事があるから、参考にしてほしいな!
季節 | 記事タイトル | 記事リンク |
春・秋 | 悩ましい季節??【春と秋】は床暖房の使いはじめ&終わりの時期 | 詳細を見る |
夏 | 暑いものは暑い!!【一条工務店の夏】はエアコンと共にある | 詳細を見る |
冬 | この家で過ごす【冬】が一番快適!!一条工務店の全館床暖房は暖かい | 詳細を見る |
在宅不在でこれだけかわる!電気代の年別比較
こちらは最初に紹介した我が家の2年分の電気代推移です。
ここで注目するのは各月数百円~2千円程度生じる電気代の差です。
どこからこの差が生まれるのか解説していきます。
まずはどのような要因が電気代の差を生むのか考えていきます。
- 月別の電気代の差を生む要因
- ・家に居る日数の違い(休日や長期休暇の日数)
・家庭環境(家族構成や年齢)
・エアコンの使用状況
・外気温(暖冬や冷夏の影響)
他にも要因はありますが、すぐに浮かぶのはこんなところでしょうか。
このような要因の中で我が家に最も影響を与えたもの、
それが家に居る日数の違いです。
長期休暇の日数の差も多少ありますが、それよりも大きな影響を与えたことがあります。
それが妻の産休・育休期間です。
それ以外の期間は共働きの為、日中は不在です。



黄色い●を付けたところは全て、妻が在宅です。
(1年目の9月~6月と2年目の7月以降)




おおっ!きれいに差が出とる!!




偶然1年目は6月まで、2年目は7月からときれいに分かれたね。
ここからわかることをまとめるよ
- 家に人が居る方が電気代が上がる
- 家に人が居ると、調理やテレビ、照明などで電力使用量が上がります。
- 夏と冬の電気代の差は大きい
- 夏は上記に加えてエアコンの使用が加わるため、電気代の差が大きくなります。
冬の床暖房については、在宅・不在に関わらず24時間使用し続けていますが、温度設定に差があります。日中不在であれば節電モードを使用していますが、在宅の場合は節電モードでは少し寒さを感じるため、床暖房の設定温度を上げます。これにより電気代に差が生じます。 - 最低でも7,000円くらいはかかる
- エアコンや床暖房を全く使用していない期間でも7,000円程度はかかっています。基本料金に加え、エコキュートによる湯沸かし等で電力を消費していると考えられます。
・家に居る日数が多いと電気料金は高くなる
・真夏の日中エアコン使用し続けても、冬の床暖房の電気代より安い
電気料金を抑えるには
ここまでで我が家の電気代と、値段の差について解説してきました。
比較的高く感じた方も多いのではないでしょうか。
ここからはこの電気代について、
どうすればもっと安くできるのかを考えていきます。
ここで考えるべきポイントは2つ、
- 節約する
- 電力会社やプランを見直す
電気代を安くする方法 | 難度 | 効果 | 備考 |
節約する | 簡単 すぐにできる | 小さい | 気にしすぎると快適さが失われる。 無理のない範囲で行うのが良い。 |
電力会社やプランを見直す | 面倒 様々な手続きが必要 | 大きい | よく検討しないと逆に高くなる。 快適さの程度は変わらない。 |




電力会社を変更すると解約金なんかも発生したりするから、そこらへんも込みで考える必要があるよ




メリット・デメリットいろいろあるなぁ、もっと詳しく教えて!




了解~、それぞれについて、もうちょっと詳しく解説してくよ
節約する
電気代を安くする方法の代表格はこれ、節約ですね。
どの家庭でも、今からでもスタートできる電気代を安くする方法です。
具体的に節約する内容は
- 使っていない電化製品のコンセントは抜く
- 使っていない部屋の電気は消す
- 夏のエアコンの設定温度を上げる
冬のエアコンや床暖房の設定温度を下げる




言うまでもない節約の代表格っ!




やっぱり節約は基本的な所から始まるよ、
節約の注意点を紹介しとくわ
- 過度な節約はストレスの基
- 必要以上に節約をすると快適性が失われることがあります。その感じ方は人それぞれです。極端な節約を家族に押し付けるのはやめましょう。
- 効果は限定的
- 節約前後の電力の使い方にもよりますが、節約による電気代の下げ幅はそれほど大きくならないことが考えられます。年平均額を下げる効果はありますが、月額単位で考えた時にはそれほど電気代が安くなったとは感じにくいでしょう。無理のない節約を長く続けていくことが大切です。
電力会社やプランを見直す
2016年4月より電力自由化されたことにより、
契約する電力会社を選ぶことができるようになりました。
(集合住宅では選べない場合もあります)
これにより価格競争が行われており、
電力会社によって様々な料金設定・料金プランが実施されています。
現在契約している電力会社から
- 基本料金が安い
- 電力使用量の大きい時間帯の電気代が安い
このような電力会社に乗り換えることで電気代の大幅削減が期待できます。




でもなんか色々難しそう…!!




節約と比べると面倒なのは間違いないよ。
色々調べやなあかんことも多いから慎重にしやなあかんよ




例えばどんなこと??




そもそもお得になるかが重要やでっ!
気にしやなあかんことをまとめとくわ
- 実際に住むまで電力を使用する時間帯や電力量がわからない
- 電力会社やプランを変更するときに必要となるのが、「どの時間帯に・どのくらいの電力を消費」しているのかという情報です。電力会社は使用電力量あたりの電気代を公表していますが、使用電力量がわからない場合は試算ができません。実際に生活するまでは電力の使用量は把握しづらいため、電気代を計算することができません。
- 電気代が高くなることがある
- 上記のように電力の使用量がわからないまま、基本料金の安さなどで安易に電力会社やプランを変更してしまうと電気代が高くなることがあります。一般的にお得になると考えられていても、自身の生活に合っていないことにより、電気代が高くなってしまうからです。
- 契約解除金が必要になることがある
- 契約解除時に違約金や機器の撤去費用等でお金がかかることがあります。この費用も考慮した上で、電気代の削減効果があるのであれば電力会社を変更しても良いでしょう。




うーん、やっぱ難しいなぁ




実際に1年くらいは生活してみやんと、お得になるかどうかはわかりにくいね。
家族構成や環境の変化で電力使用量も変わるから慎重にね
・実際に生活して電力使用量を把握しないと、得か損かわかりにくい
・契約解除金や今後の家族構成の変化等、総合的に見て効果金額を試算することが大切




我が家は現在中部電力で契約しています。電気料金関係で
・中部電力のプラン比較
・中部電力とLooopでんきの料金比較
を行っていますので是非ご覧ください。
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電気に関するおすすめのブログ
電気に関するおすすめのブログを紹介します。
私のブロガー仲間であるコバッチさんのブログです。



多数の施工実績をもつ現役電気工事士です。
電気に関する様々な情報をプロの視点からわかりやすく説明されています。
もちろん電力量や電気代の計算方法についても紹介されています。
気になる方は是非覗いてみてくださいね。
まとめ
我が家の2年分の電気代の紹介と、
その差がどう起こったのかについて解説してきました。
一条工務店ブリアールの家で冬場は全館床暖房。
- 電気代の平均月額は11,150円
- 冬場の電気代は床暖房を使用している事もあり15,000円を超える
- 夏場は快適にエアコンを使用しても冬場の電気代を超えない
- 家に居る時間が長いと電気代は上がる
- 電気代を抑えるために、電力使用量がわかれば電力会社の見直しも良い
月平均11,150円
これを高いと思いますか?
冬の間は全館床暖房を使用し続ける事もあり、
電気代が上がってしまうのは間違いありません。
それでも私はこの家の快適さに満足している為、必要経費と割り切っています。
ここは価値観の違いによるものなので個人差はあるでしょう。
私は家を建てて3年間、電力会社を変更しようと思ったことはありませんでした。
子どもが生まれ、ある程度電力使用量も安定してきたと言えます。
そして、紹介したようなデータが揃った今、
ようやく電力会社の見直しを検討してもいいのかなと思うようになりました。
使用電力量からかかる電気代を試算し、
効果を確認した上で固定費削減になるのであれば積極的に乗り換えようと思います。
もし乗り換えることがあればその時はまたご紹介します。
これから電気代を支払っていく方の一つの参考になれば嬉しいです。
ブリアールの【電気代】環境の違う2年分を徹底比較 おわり
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