間取り公開シリーズ第3弾です。
今回から間取りに施した工夫についてご紹介したいと思います。
最初は“大開放!!3枚引き戸”ということで、
私が最もこだわった間取りについてご紹介します。
当記事はこんな方におすすめしています。
- LDKを最大限に広くしたい!
- 家づくりの工夫をたくさん見たい!
- 引き戸が好き!
ほとんどの人にとって人生で家の購入は多くて一度きり、
絶対に失敗したくありませんよね。
注文住宅の場合は他の家と全く同じ間取りというものはほぼありません。
自分が望む家のイメージをパズルのように組み合わせて1つの家を作るのです。
当記事ではそんなイメージを家づくりの種として公開しています。
あなたの理想の家づくりに、少しでもお役に立てばと思います。



1.”3枚引き戸”とは
まずは我が家の間取りでどこに3枚引き戸があるのかを確認してみましょう。



こちらは1Fの間取り図です。
赤線で囲ったところが3枚引き戸になります。
大きなLDKと小さな和室を仕切るふすまがあり、
このふすまが3枚引きの構造になっています。




でも、我が家の3枚引き戸は他のとはちょっと違うよ!
間口の大きさに注目してみてね
我が家の3枚引き戸は、3枚全てのふすまを壁に引き込むことで、
リビングと接する3マス分全てが開口部(通路)となります。




…ん?どゆこと?




あまり見たことないからわからんかな。
ちょっと説明するよ



あまり見たことないからわからんかな。
ちょっと説明するよ
例えば
ふすまのような引き戸には必ず、
引き込む場所があります。例えば



このような間取りでふすまを上下に引き込んだ場合を考えます。
この間取りの和室は、我が家に比べてリビングに接している長さが1マス分長い(4マス)です。
上下に引き込むとリビングから和室への開口部は2マス分となります。
リビングに接している長さが1マス長いにも関わらず、
開口幅は我が家より1マス狭くなります。
4枚のふすまを全て、上下どちらかのふすまの所へ引き込むことができれば、
開口部は3マス分の長さとなり、我が家と同じ大きさになります。
いずれにしてもリビングと和室が接する4マスのどこかにふすまを残す必要があります。




ふすまを通路に残すか、
壁に引き込むかの差はすごく大きい!
我が家のように広いLDKを採用する家は非常に多いと思います。
その場合はいかに広く感じさせるかということを意識しますよね。
和室を隣接させ、普段は仕切りを開放しておくことで一つの大きなスペースとして広い家を感じることができます。




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3枚引き戸にしたい!と思ったら我が家の間取りを参考画像に使用してもらって構いませんよ。
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当ブログではタウンライフ家づくりの内容や入力方法についてまとめていますので参考にしてくださいね
2.解放感抜群!!【写真付き】



では我が家の3枚引き戸を公開しましょう。



こちらです
今は子どもが小さく、走り回るスペースがそれほど必要ではありません。
このため、通路前にソファーが鎮座しています。
とはいえ3マス分(270cm)の開口部は解放感抜群です。
こんな感じで壁に引き込まれています。



ここで少しエアコンの話をしましょう。
LDKと和室には1台ずつエアコンが設置されています。
一条工務店の家では冬場LDKのエアコンは床暖房システムのために使われるので、
床暖房を使用している間LDKのエアコンは動作させることができません。
年に数回、急激に寒くなって床暖房での暖かさが追い付かないときがあります。
そんな時は写真のようにふすまを全開にし、和室のエアコンで暖房をかけます。
6畳用のエアコンですが、割とすぐに部屋が暖まります。
3枚引き戸のため開口部が大きく、
和室のエアコンの使用によってLDKを効率よく暖められます。




場の暖房使用についてはこちらの記事で紹介しています。
3.一条工務店では3枚引き戸ができない!?



解放感抜群で非常に魅力的な3枚引き戸ですが、
一条工務店の家で採用するのはなかなか敷居が高いようです。
特にi-smartの場合は難しい、
というか採用できている間取りを私は見たことが無いです。




i-smartは一条の一番の売りやのに!ブリアールしかできやんの?




同じ軸組構造のグランセゾンもできると思うよ!
でもちょっと間取りに条件がありそうなんよな
i-smartが採用する枠組み工法は、間取りに自由度が少ないです。、
また、強度的な問題で我が家のような開口部3マスの扉を、
全て壁に引き込むという方法はできないようです。
ブリアールの家でも3枚引き込みを採用したかったができなかったという話を耳にしたことがあります。
ではなぜ我が家では採用できたのか?推測ですが、ここに理由があると思います。
2枚目の図で青い線が1階、赤い線が2階です。
1階があり、2階が無いスペースは屋根。
1階が無いところに2階が飛び出している黄色の領域はベランダです。
そして3枚の扉が引き込まれる場所はピンクで示した所です。
この位置が3枚引き込みを実現したことに大きく寄与していると考えています。
(強度計算は設計士さんにお任せしているので真相はわかりません)
どういうことかと言うと、壁であり、2階が無いんですね。
恐らく上に2階が無い為、強度的に余裕があったのではないかと考えています。




実はこの構造、一回打ち合わせで無理って言われたんよな。
後から計算してみたら強度的に問題無かったらしいんよ




あ、そうなん?
無理言ったん違うん?




違うって!!
i-smartで出来やんことが過去の事例でわかってたから設計士さんも無理と思い込んでたんやと思うで。ま、推測やけど!
こんなこともありましたが、最終チェックも問題が無く通過しました。
しっかり計算してくれた設計士さんに感謝です。
ちなみに、上の2枚目の右側の屋根の所に2階があった場合は採用できるかどうかはわかりませんが、我が家のような引き込み壁は枠組み工法であるi-smartには恐らく採用することができません。




すごいやん!
ブリアールとグランセゾンの特権やん!




そういうことになるかな!
i-smartでも平屋とかならできるかもしれんけど、
わからんなぁ~
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4.まとめ
3枚引き戸の解放感を感じて頂けましたでしょうか。
- 引き込む枚数より間口の大きさが重要
- 我が家の3枚引き戸は壁に引き込むので解放感抜群
- 一条工務店ではブリアール・グランセゾンの特権と思われる
出来る事であれば採用したいと思われるものかと思いますが、
一条工務店の家で採用するのはなかなかハードルが高いことに間違いはないでしょう。
もしこれから一条工務店で家を建てる方で、
3枚引き込み扉を希望する場合は
ブリアールかグランセゾンを検討していくのが良いかもしれません。
採用可否については設計士さんに確認して頂きたいです。
少なくとも我が家では採用できています。
また、他のハウスメーカーで建てる方も、
扉の引き込みを工夫するだけで実際の広さ以上の解放感を得られる可能性があります。
今回ご紹介した内容を参考に検討されてはいかがでしょうか。
大開放!!ブリアールの【3枚引き戸】でリビングと和室を一体化 おわり
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