今回は間取りに関して施した工夫についてご紹介します。
私が新居に置く冷蔵庫の選定において、
あえて片開きの冷蔵庫を選んだことについて紹介します。
我が家の冷蔵庫の選定は間取りと密接に関係しています。
広々としたキッチンに最先端&高性能な冷蔵庫、それだけで大丈夫?
それぞれのスペックは高くても使い勝手はどうでしょう??
我が家は間取りから冷蔵庫を選んだことで広さ以上に使い勝手が向上しています。
当記事はこんな方におすすめしています。
- 家づくりをしている&始める方
- 冷蔵庫を近々買い替えようと思っている方
- わざわざ片開きを選ぶ理由が気になった方
観音開きの冷蔵庫が主流となっている今、
何故わざわざ片開き冷蔵庫なのか?
家電の中でも高い方である冷蔵庫。
高いのを買ったのに使いにくい、こんなはずでは…!!
とならないように是非ともご覧ください。

冷蔵庫の配置は予め決めておく



注文住宅で間取りを考える場合は、
冷蔵庫の位置は最初から決めておくことをお勧めします。
逆に、最初から間取りが決まっている賃貸住宅や建売住宅の場合は、
決まっている間取りに対して適切な冷蔵庫を配置しなければいけません。
適切に選択しないとこのような問題が起こり得ます
①目的の位置まで冷蔵庫が運べない(搬送ルート)
②しっかり開けることができず、使いづらい
①については一般的なサイズの冷蔵庫ならそれほど問題にはならないでしょう。
大容量の冷蔵庫の場合はしっかり考慮しておく必要があります。
②はどういうことか、簡単に解説します。



どちらも90度までは扉を開くことができますが、
ここで問題なのは観音開きの右側の扉。
ここは壁があるので90度までしか開ける事ができません。




あっ、つっかえてる!
反対側全開にせなあかんやんかー




ドアポケットの物くらいならええんやけどな、
奥の物取り出すときには結局両方全開にせなあかんのよ。




便利なようで使い勝手悪いなぁ




注文住宅ではもちろん、
建売や賃貸でも確認すべきポイントやでっ!




間取りのイメージがつかめたらタウンライフで具体的に間取りを検討してみよう!無料で利用できるので家づくり初心者におすすめです。
別記事にて利用方法や入力補助をしていますので参考にしてくださいね。
当記事の冷蔵庫についても希望に盛り込むともらえる間取りが思っているモノに近づくかも!?
\ 家づくりはここからはじまる/
我が家の間取りと冷蔵庫の位置
我が家の間取りと冷蔵庫の位置を確認していきます。
まずは我が家の間取りのおさらいです。
冷蔵庫の配置がわかりやすいように1Fのキッチンを拡大します。



この位置に冷蔵庫が配置されています。
実際はこんな感じに収まっています。



キッチン側から見るとこんな感じ




こらっ!転倒防止対策くらいしとけ!




うっ…!やっておきます…
日立の冷蔵庫を使用しています。
(参考までに型番”R-S5000H-XN”)
選択肢半分以下!?冷蔵庫に求めた片開きという条件と2つの理由



さて、先ほども少し例で出しましたが、
冷蔵庫って昔ながらの片開きのタイプと、
比較的新しい観音開きのタイプがありますね。
我が家の冷蔵庫を選ぶとき、家電量販店に多くの冷蔵庫が並ぶ中で、
その選択肢を一気に半分以下に落とした条件、
それが片開きタイプの冷蔵庫であることでした。
実際の所、たくさん冷蔵庫がある中で半分以上、
おそらく7割~8割は観音開きタイプの冷蔵庫が占めています。




残りの2~3割から丁度いい容量を選ぶと、
選択肢は多くて3つくらいしか残らんと思うよ




もう選ぶっていうレベルじゃないな
ではなぜここまで選択肢が減ってしまうのに片開きタイプにこだわったのか?
理由が2つあります。
間取りとの相性が良い
開きが大きい
それぞれについて解説します。
間取りとの相性が良い
片開きにこだわったのは間取りとの相性が非常に良いことが最大の理由です。
逆に、観音開きの場合は非常に使い勝手が悪くなります。
どういう事か?図で解説します。



1枚目は片開き、2枚目は観音開きです。




ドアポケットに入れてるものを取り出そうとする時どっちの方がとりやすい?




ん-、大して変わらんかな?
それか観音開きの方が楽?




そんな感じかな。
じゃあ奥の物を取ろうとした時はどう?




ん-どやろ、変わらん気がするけどなぁ??




そうでもないで!
ちょっと説明するわな
いずれも奥の物を取り出そうとしたときは、
扉をしっかりと開けなければ取り出せません。
観音開きの場合は図のように、
冷蔵庫正面に回り込まなければ奥の物を取り出せません。
当然ですが、片付ける時も同様です。
片開きの場合は正面に回り込む必要は無く、
図の位置で取り出すことが可能です。




僅かな違いやけど、
使用頻度高いから結構重要なポイントやでっ
開きが大きい
開きが大きい事も私はメリットと捉えます。
それは1週間分の食材を買ってきた時の事。
扉の開きが大きいので扉が邪魔にならず、しまいやすいです。
扉が大きく開く分、冷気が逃げやすく省エネ性が悪いのでは??
実際その通りでしょう。しかしながら
- 小さく開けて入れ辛いのを我慢して入れるのか
- 大きく開けて短時間で済ませてしまうのか
を考えた時に、仮に多少電気代がかかったとしても、
大きく開けて短時間で済ませる方がストレスフリーでは無いでしょうか?
この違いで月に何百円も電気代が変わることはないはずです。
どちらを取るのかは個人の感覚によると思いますが、
我が家はストレスフリーを選びました。
また、扉の開く軌跡は大きいですが、
ドアポケットから取り出すくらいなら30度も開ければ取り出せます。
観音開きは動きこそ小さいですが、
45度~60度くらい開けなければ取り出せません。




観音開きって効率作業良いように思いがちやけど、
片開きと大差無いんじゃないかって思うんよな
私が思う片開き冷蔵庫たった1つのデメリット



私が片開き扉の冷蔵庫を購入~使用した中で、
デメリットがたった1つあります。
それは、先ほども少し触れましたが、
商品の選択肢が少ないこれに尽きます。
前述のように家電量販店に行くと、
7割~8割くらいは観音開きの商品です。
冷蔵庫を選ぶときに考慮するポイントは
- 価格
- 開き方
- 内容量
- 冷却性能(真空チルドや冷凍性能等)
- 操作性能(自動開閉機能や操作パネル)
これらが主になるかと思います。
しかし、我が家は開き方を片開き(両開き含む)に限定したため、
その時点で選択肢が7割程度削られます。
そこから家族構成を考慮して容量を選びます。
この時点で量販店の規模にもよりますが、
おおよそ2つ~3つしか選択肢が残りません。
我が家の場合はちょうど良い製品があったので良かったですが、
消去法で選んだようなものなので、
もっと選べたら良いのにと思ったのが本音です。
まとめ
間取りと冷蔵庫の関係について解説してきました。
- 間取りによって使いやすい冷蔵庫が変わる
- 個人的には片開きの方が出し入れしやすく、ストレスフリー
- 片開冷蔵庫はラインナップが少ない
片開きか観音開きかという違いだけで、
- 開閉における体の動き
- 開閉時の立ち位置
- 使いやすさ
これらのように生活における動作や使い勝手に影響を与えます。
冷蔵庫は特に使用頻度が高いため、
適さないものを選ぶと大きなストレスを感じてしまうことでしょう。
生活において冷蔵庫選びは非常に重要なポイントです。
快適なくらしを得るためには、
このような小さなコトの積み重ねをいかに真剣に考えるかが重要になってきます。
家づくりでは考えなければならないことはたくさんありますが、
投げやりにならずに1つ1つ決めていきましょう。
1つ1つの決定を意志あるものにすれば、
きっと満足のいく家づくりができることでしょう。
家づくりの小さなヒントになれば嬉しいです。
我が家は片開き一択!!【冷蔵庫】はキッチンの間取りから決まる おわり




当ブログではたくさんの 快適なくらしを得るための”小さなコト”を紹介しています。是非家づくりの参考にしてくださいね。
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