今回はどのご家庭でも悩みの種となる収納についてです。
我が家は非常にコンパクトな間取りをしていますが意外と収納する場所が多いです。
この家に住んで3年経ち、子どもが生まれたことでモノが増えてきました。
それでもまだまだ収納場所には困っていません。
今回はカップボードや備え付け家具以外、
間取りで得られる収納スペースについてご紹介します。
- これから間取りを決めていこうとしている方
- 建てる家の収納スペースをできるだけ多く確保したい方
- 実際に収納スペースをどのように使用しているのか見たい方
3年経った生活のリアルを紹介しますので是非参考にしてくださいね。

間取りから生まれる4つの収納スペース
我が家には大きく4つの収納スペースがあります(屋内)。
どこにあるのかというと、このような形で配置されています。
※各部屋のクローゼットは数に含めていません



1階の収納場所は3か所あります。
まずは
- Ⅰ.土間収納
- Ⅱ.ウォークインクローゼット
その後に
- Ⅲ.階段下収納①
- Ⅳ.階段下収納②
について解説していきます。
絶対に付けるべき!!2つの基本収納スペース
まずは次の2つについて解説していきます。
- Ⅰ.土間収納
- Ⅱ.ウォークインクローゼット
これらは形の違いはありますが、注文住宅を建てるなら必ず備えるか否かを確認する内容になる基本の収納スペースです。
建売住宅でも多くの場合採用されているかと思います。
基本の収納スペースになるので十分な広さがほしいところです。
Ⅰ.土間収納
我が家の土間収納は1畳分のスペースで、スペースの奥には床暖関係の設備(配電盤みたいなの)があります。
とはいえ普段は使わないのでスペースを奥までしっかり使うことができます。



こんな感じで玄関から続いています。
奥にはパイン材を使った壁があります。




パイン材の壁についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
⇒木の温もりを感じるアクセント壁!!我が家の【パイン材】はココ!!
写真には写っていませんが図面にあるように、
60cmほどの棚が180㎝の高さにあります。
→こちらに棚の写真があります
棚高さ180㎝は普段からのせたり下ろしたりするにはちょっと高いので、
普段はあまり使わないものを上げておくのが良いです。
我が家では買い物に使う発泡スチロールや、
子どものおもちゃ(ボール等)を置いています。
手を滑らしたり地震で落ちてくると危ないので重量物は置かないでくださいね。
棚の下面にはハンガーを掛けられるパイプが通っており、
冬場はダウン等と玄関で脱いで、掛けておくことができます。
一畳分のスペースしか確保していないので、
あまりたくさんの物を置くことはできませんが、
ベビーカーや傘、アウトドアグッズなどを置くには最適な場所です。




普段使わない物は外の物置に入れてるよ、
普段から外で良く使うものを置くのがおすすめ!
ちなみに、この土間収納には
こんな感じでロールスクリーンを配置することができ、目隠しができます。
2枚目の写真はロールスクリーンについているワンポイントです。




お客さん来る時でも詰め込んで隠せるやつや!!




シーっ!!
Ⅱ.ウォークインクローゼット
2階スペースのウォークインクローゼットです。
広さは1坪(2畳)です。
こちらにも60幅の棚が2本あります。
図面の左側と上側にあります。




実はこの棚の取り付け方、
結構スペースが勿体ないから注意やで




えっ?よく見る形やのにそうなん?




実際に使って初めて気づいたよ~、
どういうことか解説するよ
この棚の設置方法ではデッドスペースが生まれ、
収納力が悪くなるのです。



ここです。赤の四角で示したところ。
この部分は2つの棚が重なるので、片方の棚にしか服を掛けられないのに加え、
当然ですが上のスペースも片方の棚にしか置くことができません。
スペースを最大限利用したいのであれば、
このように重なる棚は設置しない方が良いです。




棚を重ならないように平行に配置するとか、
1本だけ棚付けて他はDIYして棚作るのも手やでっ。




棚を重ならさん事がスペース有効活用のコツってことか。
なるほどなっ!!
間取りのアイデアから生まれる!!2つの階段下収納の魅力



Ⅲ.階段下収納①
階段下はよく使われる収納スペースです。
階段の形状によって収納スペースの形が変わります。
直線階段なら奥行きが深く、奥に行くほど天井高が低くなります。
4マス分程の奥行きがある階段下収納を作ることができるので、収納力はあります。
我が家は間取りを優先したため、ボックス階段となり、
2マス分(1畳)の奥行きの階段下収納となりました。
現状はこんな感じです。



直線階段ほどの収納力は無いですがこれで良かったと思います。




収納力あっても奥行きありすぎて、
奥の物取り出しにくいのが目に見えてるんよ
奥には普段使わないものを突っ込んでおけばいいや!!と思うかもしれませんが、
天井高が低いため、かがんだ状態でモノを運ばなければなりません。
重量物を置くと腰を痛めたりする恐れがあるので工夫が必要です。
収納棚や台車などを利用してスペースをうまく使う必要があります。
余談ですが、階段下収納内では必ず頭を打ちます。
特に角部にはクッションをお忘れなく!!




何回くらい頭ぶつけた?




強打で3回くらい、軽打で7~8回くらいは…




クッション材必須でーす!
Ⅳ.階段下収納②
我が家には階段下収納が2箇所あります。
一つはⅢでご紹介した1畳分のスペース。
もう一か所はこちら



間口幅75cm,間口高90cm,奥行き90cmの小さなスペースです。
実際にはこんな感じです



このスペースが作れるのはボックス階段の特権です。
- 大きな収納を1箇所作るのか
- 小さな収納を2箇所作るのか
好みはあると思いますが、
私は後者の小さな収納を2箇所作ることを勧めます。
このスペースの階段下収納は、
Ⅲでご紹介した大きな階段下収納の奥のスペースとして利用することもでき(たと思い)ます。
しかし、Ⅲで紹介したように、
かなり奥に配置される上、天井高が下がってしまうために使いにくいのです。
反面、我が家のこの小さな階段下収納は天井高は低いですが奥行きが90㎝しかないので、
手を伸ばせば届きますし、台車を使用すれば簡単においているモノを引き出すこともできます。




よくこんな所収納に使おうと思ったな




お宅訪問で見に行った家であってさ、
絶対にこれ付ける!って決めてたんよ。
ちょっとしたゴミステーションにしとるよな。




なるほどな、
ここ小さいけど使い勝手ええもんなー




具体的な間取りイメージがつかめたらタウンライフで具体的に間取りを検討してみよう!無料で利用できるので家づくり初心者におすすめです。
別記事にて利用方法や入力補助をしていますので参考にしてくださいね。
\ 家づくりはここからはじまる/
収納力を上げる工夫
我が家は非常にコンパクトな間取りです。
無駄なスペースが無い、言い換えれば物置以外にあまり物がおけません。
収納力が無い我が家でどのように収納力を確保しているのか?ご紹介します。
ポイントは2つ
- 棚を使って収納する物の密度を上げる
- 高い所に普段使わないものを保管する
この2つです。
棚を使って収納する物の密度を上げる
当然ですが、同じ体積の空間に物をつめて、
密度を上げれば上げる程収納量はあがります。
しかし、ただただ物を積み上げてしまっては必要な物を取り出せなくなってしまいます。
そこで使うのは棚です。
…普通ですね!!ここで言う棚は微調整・分解できる棚です。
収納する物の高さによって棚高さ・段数を変えることができ、
無駄な隙間ができません。
さらに、棚自体が不要になった時も段数を変えて別の所で使ったり、
分解して片づけられるので非常に便利です。
我が家では先ほどご紹介した階段下収納①や、
キッチンでオーブントースター等を置く棚として使用しています。
高い所に普段使わないものを保管する
高い所に物を保管する事で、
生活スペースに物を置かず、スッキリします。
高い所に物を置くときに注意すべきことは2つ
- 重量物を置かない
- 使用頻度の高いものを置かない
特に重量物については絶対に置かないようにしてください。判断基準は
- 身体に落ちても痛くないこと
- ガラス等、落ちても飛散しないもの
災害時には命に関わる事ですので必ず守ってください。
軽い物であっても、低い場所に比べて出し入れするときのケガのリスクが高い事は間違い無いです。
使用頻度が低く、軽い物を保管するようにしましょう。
我が家では買い物用の発泡スチロール(遠出するときのお土産等を入れる)や、
キッチンペーパーや紙おむつと言った、
かさ張るけれど軽量な消耗品のストックを置いています。
実際の使用状態はこんな感じ



空の発泡スチロールや段ボールを置いています。




100均の突っ張り棒で色々試したけど、
何やっても崩落したよ!!
ここは耐荷重の高いやつで作るべき。
いずれの場所も、落ちて頭の上に落ちても笑い話で済むような物しか置いていません。
繰り返しますが、身体に落ちて痛い物は高い所に保管しないように!!
まとめ
我が家の収納についてご紹介しました。
- 間取りの工夫で収納を増やせる
- 我が家の収納は1階に3か所・2階に1か所
- 重量物や使用頻度が高い物を高い棚の上に置かない
使用頻度が低い物や大きなものは庭に設置した物置に保管しています。
この先少なくとも5年くらいは子供部屋が使用されることは無く、
物置として使用していることもあり、現状まだまだ余裕があります。
家の収納をどれだけ必要とするかは性格・家族構成・趣味等で変わってきます。
大きな物置が必要な趣味がある方は最初から考慮して建てるべきかなと思います。
後から外に物置を置きたくても置くスペースが無い!
なんてことが起こらないようにしてください。
収納は大きければ大きいなりに物を置いてしまうので、
いくら大きくても足りない人は足りません。
しっかりと整理整頓を行って収納スペースを確保してくださいね。
ココにも!?間取りのアイデアで生み出す!!我が家の【収納】の工夫 おわり




コンパクトな家でも工夫によっては広く見せたり、動きやすくなったりするよ!他にも我が家の工夫を紹介していますので家づくりの参考にしてくださいね!
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