「さて家を建てるぞ!」
家を建てるという決意は大きな前進です。
ハウスメーカーを決めたり間取りを決めたり、内装を考えたり…。
色々とやることは山積みですがまずは建てるという決意が最初にあります。
そして建てる事を決意してすぐに考えていくべきこと、
それが間取りです。
間取りは家のベースを決める重要な項目です。
家づくりの長い打ち合わせの中でも、
間取りは全体の30%~50%くらいの時間をかけます。
しかし、初めての家づくりはわからないことだらけ。
間取りも例外ではありません。
そこで、この記事はこんな方におすすめしています。
- 間取りの決め方がわからない!
- 何から始めたらいいのかわからない!
- 希望の間取りイメージはあるけど広さの感覚がわからない…。
当時の私もこんな感じでした。
一条工務店で建てる!と決めたものの、ずっと実家暮らしだった私。
間取りや広さについて考えたこともありませんでした。
“3LDK”などの表記の意味もよくわからない状態でのスタートでした。
そんな人が間取りを決める…!
それは真っ白な紙のどこから何を書き始めたらいいんだろうというレベルでわかりません。

例えるなら、スタートラインで取り残された気分
当記事では間取りの決め方が全然わからない!という方でも、
こういう考えをまとめてメーカーの担当者さんに伝えたら話が進みやすいよ!
という内容を紹介します。



意識するべき3つのポイント
間取りを決めるにあたって重要なポイントが3つあります。
- お金
- 人生設計
- コンセプト
この3つのポイントを分けて考える事が必要になります。




やっぱり一番ネックになるのはお金!
正直な所お金さえあれば人生設計とかコンセプトとか気にせずにやりたいようにすればOKだよ




「金はある、いい家を建てたいんや」
とか言ってみたいね~!




全人口の数%だけが言える事やな!
大多数の人のために間取りを作るときに意識するべき3つのポイントについて解説してくよ
お金
やはりお金は重要なポイントです。
他の2つのポイントに比べても特に重要度が高いです。
住宅取得資金は人生の3大資金のうちの一つです(他2つは教育資金と老後資金)。
家を建てるにあたり、いくらまでが購入できる金額なのかを把握する必要があります。
ここで注意すべきは、建物本体の価格、つまりは月々のローン返済額だけを考えるだけではいけないという事です。
家に対するお金といっても
- 月々の住宅ローン返済額(建物本体価格)
- 契約金やローン以外にかかる諸費用
- 前金の支払い
こんな感じで色々なお金が必要になります。
契約金はハウスメーカーによって様々です。一条工務店の場合は100万円必要です。
前金については必要が無い場合もありますが、住宅ローンの条件の中に建物の購入金額の何%を融資するかという項目があります。この融資率によって金利の優遇が受けられるかどうかが変わってきます。この金利の差によって最終的に支払わなければならな住宅ローンの金額が大きく変わってきますので、前金を準備しておくことを強く勧めます。




多くの人が利用するフラット35でこの金利優遇があるよ。
優遇を受けられる条件は融資額が購入金額の90%以下であることが条件。この金利優遇は絶対に条件を満たすべきだよ




住宅ローンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
人生設計
人生設計も重要なポイントです。
将来的にどのような生活を思い描いているかということです。
一度家を建てると、部屋を増やしたり減らしたりすることは簡単ではありません。
思い描いた人生になるかどうかは別として、
目指す人生を思い描き、それに合った家を建てることが必要です。




…どゆこと?




例えば結婚してるなら子どもは何人産んで何人家族を目指すのかとかやな。親と同居するのかどうかでも変わってくるなぁ。例えば子ども2人予定で家建てて、5人も6人も子どもできたら将来的に部屋数不足しちゃうやろ?




あーたしかに!




正直子どもは手狭でもそれが当たり前の環境として慣れちゃうから問題無いことが多い。でもモノが増えすぎて置き場無くなったりもしてくるから、ある程度計画に沿った家づくりをするのが望ましいよ
コンセプト
3つ目は建てる家のコンセプトです。
家に求めるものは何なのか、
- コストパフォーマンス
- デザイン性
- 住環境
他にもたくさんありますが、全てを得ようと思うとお金がかかります。
外せないものは何かを明確にしておく必要があります。
家づくりのための打ち合わせは数か月に及ぶ長い日程で行われます。
その間に何度か間取りに設計変更が行われます。
最初は良いですが、回を重ねると正直疲れてきます。
そして自分は家に何を求めていたのかを見失ってしまうのです。




家に求めるコンセプトの軸をしっかり持っておくことが大切!そうすることで考えのブレを防ぎ、「こんなはずじゃなかった」を回避しやすいよ




それが満足のいく家につながるわけや!




3つのポイントをさらに詳しく掘り下げた後、我が家がそれぞれについてどういう考えを持っていたのかを紹介していくよ
これら3つのポイントについて自分の考えをしっかり持っておくことで、考えのブレを防ぎ、満足のいく間取りを完成させることができます。
それぞれのポイントについて紹介した後、私はそれらについてどう考えたのかをご紹介します。
金額を考える



Ⅰ.月々の返済額から考える
既にハウスメーカーを選んだ時点である程度の建築資金は考えているかと思います。
しかし、坪単価から計算した建築資金はあくまでも参考値です。
当然ですが大きさや内容によってハウスメーカー内でも大きく変わります。
建築資金は1000万円単位の非常に大きなもので、
どこからが安くてどこからが高いのかがイメージしにくいです。
このため、建築資金の目安を決めるときには月々の返済額から考える方がイメージしやすくなります。




月単位の金額なら数万円~10万円程度に落ち付くことがおおいから、収入との関係をイメージしやすいよ
建築資金から月々の返済額を求めるにあたっては、
借入金額・利子・返済期間等を考慮しなければなりません。




住宅ローンの試算をこちらの記事で行っています。
⇒住宅ローンの借入額のあれこれ
月々のローン返済額については次のような考え方を参考にしてください。
やってはいけない考え方も重要です。
- 月々のローン返済額はこんなふうにイメージしよう
- ・今の賃貸住宅の家賃が7万円だから、7万円以内なら問題無く返済できる
・共働きだけど、一人で働いていても返済できるように6万円くらいにしておこう - こんな考え方は危険
- ・給料は年々上がっていくから、今は月々7万円までしか払えないけど9万円にしよう
・月々の支払額は厳しいけどボーナス払いしたら大丈夫かもしれない!
賃貸住宅を利用している方は比較的イメージしやすいでしょう。
収入に対して支出がどのくらいあり、
余裕がどの程度あるのか把握していることが多いからです。
実績や根拠のある支払い能力の範囲内で月々のローン返済額は検討しましょう。
逆に、やってはいけないのは先程の2つの考え
- 給料は年々上がる
- ボーナス払いに頼る
このような考えに頼ることは非常に危険なので絶対にやめてください。
何故このような考えに頼っていはいけないのか?
それは住宅ローンは支払期間が長いからです
住宅ローンは多くの方が30年~35年かけて支払うものです。
- 今の会社に居続けられる保証はありますか?
- 給料は本当に年々上がりますか?
- ボーナスの支給が途切れる事はありませんか?
10年程度であれば収入増はともかくボーナスに頼るのは良いかもしれませんが、30年~35年は全く見通しが効くものではありません、非常に危険です。




将来の収入増やボーナスを見込めばいいっていうのは多くの営業担当者が使う言葉!実際に私も言われたよ




何年も前はそれも正解やったんやろうけどなぁ




30年~35年にわたって途切れる事なく払い続ける必要がある事を意識することが必要なっ。得続けられる収入を基準として住宅資金は考えよう
Ⅱ.資金計画には余裕を持つ
資金には余裕を持つことが必要です。
予定していた資金が全て建物に注げるとは限らないからです。
少し試算してみましょう。
例えば、月々8万円+ボーナス月8万円(年2回)を予定した場合を考えます。
月々返済額 | ボーナス返済額 | 返済期間 | 金利 | 返済方法 | 総返済額 |
8万円 | 8万円(年2回) | 35年 | 1.1%(35年間一定) | 元利均等返済 | 3,250万円 |
仮に土地代を750万円とすると建物にかけられる金額は2500万円になります。
希望のハウスメーカーの坪単価が60万円/坪 であり、
施工面積が40坪の家を建てるとします。
60(万円/坪) x 40 (坪) = 2400万円
予算の範囲内ですね。これが最終見積もり金額なら問題はありません。
しかし、間取りなどを決めるような初期段階であった場合は、
資金不足になる恐れがあります。
何故か。
それは、家そのものの価格に加えて、
地盤改良費用・オプション費用・外構費用等…等々が必要になるためです。




オプションや外構費用なら我慢したり切り捨てられるけど、地盤改良費用は切れんからね。しかも結構軟弱地盤の地域は多いよ




地盤改良費用って結構高いの?




地盤がどのくらい弱いかによってもかわるから一概には言えやんな。
我が家も柱状セメントで地盤改良必要やったけど80万円必要やったよ
これらの諸費用がかかることにより、当初予算をオーバーしてしまう恐れがあります。
多くの方にとっては人生で一度きりのマイホーム、後悔はしたくないですよね。
そのためには余裕を持った資金計画が必要です。
参考のためにちょっと試算
前述の試算で40坪の家を38坪にしたとします。
単純計算ではありますが
60(万円/坪) x 38 (坪) = 2280万円
土地を除いた当初予算は2500万円でしたので
2500 – 2280 = 220万円
220万円を地盤改良費用・オプション費用・外構費用等に充てる事ができます。
こんな感じで上手くやりくりしましょう。




資金計画にはこの程度のゆとりはほしいところ。
ゆとりが多いと希望のオプションや外構工事を行えて満足度向上につながるよ




我が家の建築資金についてはこちらの記事で全て公開しています。
ライフプランを考える



Ⅰ.家族構成の予定
家族構成と家の間取りは密接に関係しています。
家族構成とは、将来的にどのような家族構成での生活を想定しているか、ということです。
例えば、自分と配偶者、子どもが2人の計4人の生活を想定していたとします。
子ども2人に子ども部屋を与えるなら6畳程度の部屋が2つ必要、といった感じです。
予め将来的な家族構成を想定して間取りを考えなければなりません。
賃貸住宅と持ち家ではこの点の性質が異なります。
- 賃貸住宅の場合
- 家族構成の変化に応じて住み替えができる
⇒自身・家族を主体として家を選ぶことができる。 - 持ち家の場合
- 家族構成に変化があっても住み続けなければならない
⇒建てた家を主体として家族構成を考えなければならない。




この点は持ち家の方が柔軟性に欠けると言えるかな。
家族構成の計画が狂ったとしても、基本的には「建てた家の中でどう対応するか」を考えないといけないよ
計画通りいかないこともありますが、
間取りを決めるにあたっては家族構成の予定を織り込む必要があります。




にも賃貸住宅・持ち家のメリットやデメリットについて別記事で紹介しています。
Ⅱ.家族構成と時間の経過
子どもが親離れして家を出た時、そして自分たちが老いてきたとき…
時間の経過によって家族構成は変わります。
大人2人・子ども2人であったものが、
高齢者2人だけの生活になる日がくるかもしれません。
人が減る分には部屋が余るだけなので特に問題はありません。
しかし、自分たちが老いた時も考えて間取りを考える事は需要です。
例えば、1階に玄関があり、2階にリビング等の生活スペースがあったとします。
老いた後も家の間取りは変えられませんので、
衰えた身体で2階生活スペースに行く必要があります。
これは事故等で体の自由が効かなくなった時にも当てはまります。




身体の自由がきく間にはなかなか想像するのは難しいけれど、全く考慮していないのも問題。身体が動きにくくなるリスクについて一度は考慮しよう
Ⅲ.生活動線を考える
生活動線とは、日々生活する上で家の中をどう移動するか、その行き来する線を意味します。
朝の身支度している時に廊下で家族同士が頻繁にすれ違ったり、避けてもらわないと通れなかったりということが起こります。特に問題はありませんが、なんとなく不便に感じてしまうことになります。
朝の生活でみんなが慌ただしく動く時、
- ごちゃごちゃしてしまう場所は無いか?
- すれ違いが多発するような場所は無いか?
- 2通りの経路を確保できないか?
等々、快適に住める間取りを決める上で生活動線を考える事は忘れてはなりません。




生活動線を考慮するかしないかでどのような変化があるのか、具体例を挙げて解説していくよ
例えば、次の間取りがあったとします。どちらも基本は同じですが、
2枚目間取りではキッチンから洗面所への通路が無いものとします。






この中で、朝の時間に使用頻度が高いリビング・ダイニング・キッチン・洗面所・トイレに着目します。
1枚目の間取りの場合は左のリビング&ダイニングルームから、
洗面所・トイレに行く方法は2通りあります。
階段の上下2箇所の通路がそれぞれ使えますので、
同じタイミングで一人はキッチン→洗面所、
もう一人がダイニング→トイレに行くとすると、
それぞれ最短距離の通路を使って目的地にたどり着くことができます。
2枚目の間取りの場合は洗面所・トイレに抜ける通路が一つしかないため、生活動線が重なります。
すれ違うにも狭いので行き過ぎるのを待ったり、タイミングをずらしたりすることになります。




基本的には家族間の事やから妥協はできるけど、毎日の生活の中で生活動線が干渉すると少し煩わしく感じるよ




似たような間取りでも生活動線っていう観点から見ると気づく問題点もあるんやなぁ
コンセプトを考える



家を建てるにあたり、何を重視した家を建てるかです。
- こだわりが強く独創的な家
- 機能性重視の家
- 大きい家
- コンパクトな家
これらはコンセプトの中のほんの一例であり、
人によって様々なコンセプトがあります。




これも欲張るとお金足らんようになるやつや!




そういうこと!特に重要視するものは何なのか、自分の外せないコンセプトは何なのかをしっかり意識する必要があるよ




でもこんなん最初からわからんくない?




そやな、最初は何を重視すべきかもわからんと思う。
でも、間取りを決めていく段階では意識しはじめたほうがいいかな
建売住宅やオープンハウスに見学に行ったり、
インターネットで調べるとたくさんのアイデアに出会うことができます。
このような情報から断片的で良いので重視するものを見つけましょう。
意識していないと打ち合わせしていて考えがブレてしまいます。
考えがブレつつも最後まで考えられたら良いですが、
住宅に関する打ち合わせは数か月に及びます。
たくさんの希望が頭の中で整理がつかないまま、
結局出来上がったものおは中途半端で妥協…
という悲しい結果にならないように、外せないものをしっかり意識しましょう。




家の間取りを考えたい…けど何からやればいいかわからない…。
それならタウンライフで具体的に間取りを検討してみよう!無料で利用できるので家づくり初心者におすすめです。
別記事にて利用方法や入力補助をしていますので参考にしてくださいね。
\ 家づくりはここからはじまる/
私はこうした
今でこそFP資格を取得し、お金について考えられる知識を持っています。
しかしながら、家を建てた当時は全くの素人でした。
そんな素人だった私が、お金・人生設計・コンセプトの3つのポイントについてどのように考え、
今の家を建てたのかをご紹介します。




私は土地購入を行っていないので住宅ローンの借入金額は比較的小さいです
お金
まずは最も重要なお金についてです。




まずは当時の私がどんな人で、どんな考えだったか紹介するよ
- 当時の筆者はこんな人
- ・賃貸を利用したことがない
・住宅ローンの返済月額がいくらくらいならいいのか全く想像できなかった
・周辺の賃貸物件の家賃相場を参考に、返済月額を5万円程度にしたいと思っていた
・ローコスト~地域密着型のハウスメーカーで2000万円程度の家で十分と考えていた
結局のところ、妻の希望と一条工務店の家の性能に惹かれ、
少々高いですが一条工務店で建てる事に決めました。




実はボーナス月の倍額支払いもしてるから思ってたよりは厳しい家計やったりする




ボーナスに頼らんほうがええって言うてなかった?




ボーナス払いはしてるけど、たとえ稼ぎが一人になってもギリギリ維持できるラインではあるんよ。嫁さんがバイトであっても共働きできてれば十分貯蓄にも回る予定になっとるで




そっかー、その辺りをふぁいなんしゃるぷらんな~的に考えるとどうなん?




子どもが高校~大学あたりで資産が最も減るけど維持できるし、そのピークをすぎれば老後は割と余裕をもって生活できることがキャッシュフローから算出できてるよ!




おー!役立ってる!




他人のキャッシュフロー作ったりするのはなかなか大変やろうけど、自分のものやったら気楽に作れるでな。FPの勉強して家計管理できるようになったのはデカいな。




FP資格についてはこちらの記事で紹介しています。
お金に詳しくなりたい!というなら是非目指してくださいね。
ライフプラン
家の打ち合わせをしていた時は夫婦2人。
将来の事を見越して間取りを組んでいます。
重要になってくるポイントは子どもと自身の体力です。
- 子どもは2人を予定
- ⇒子ども部屋を2つ確保している
- 老後に体力が衰えてくることを想定
- ⇒生活が1階で全て完結できるようにしている
⇒寝室にするために1階に和室を備えている
⇒玄関・風呂場・トイレに手すりを備えている(無料オプション)
人によっては当たり前のようなことも多いのではないでしょうか?
しかしながら、これら全ての項目ついて妻としっかり相談しています。




ずーっと先の事だけど、相談しなきゃいけないのは家を建てる前だよ!
価値観は人によって違うから、当たり前だと思っていることが合わないなんてことも。しっかり擦り合わせよう




我が家の間取りに関する工夫などを他の記事でいくつか紹介しています。
コンセプト
一条工務店なので性能は充分、コストパフォーマンスも最高です。
しかしながら、値段的に安いとは言えないことは間違いないのが一条工務店です。
どうしても一条工務店の家に住みたいと思うと共に、
建築費用は抑えなければならない。
よってコンセプトはとにかく安くすること。これが全てでした。




さっきも言ってたけど結構ギリギリ攻めたんやなぁ?




そうやなぁ、i-smartにすると太陽光パネル載せるのが定石で、それすると300万くらいは値段あがるからブリアールを選んだっていうのもあるんよ。とにかく費用を抑えることに力入れてったよ




i-smartが高いのはそういうところもあるんやな。
他にどうやって費用抑えたん?




間取りでかなり抑えた感じはあるよ。
どういうことか解説するわ
一条工務店は特に、施工床面積の広さに比例して金額が上がります。
建築費用の算出方法の例を出して解説します。
坪単価70万円としたときの概算建築費用
40坪の家なら ⇒ 70(万円/坪) x 40(坪) = 2,800(万円)
39坪の家なら ⇒ 70(万円/坪) x 39(坪) = 2,730(万円)
完全一致とはいきませんが、おおよそこのような金額の増減をします。




えっ?それってどこのハウスメーカーでも同じっちゃうの?




実はそうでもないんよな~、他のハウスメーカーやとこの計算はできへんのよ




なんでなんでー!?




一条工務店には値引きが無いからこの考え方ができるんやで。
他のハウスメーカーなら最終的に値引きを入れてきて建築費用が決定するから、この値引き額で減らした1坪の値段なんてどうにでもなってしまうんよ




値引きってお得に見えるけど不透明と言えばそうなんか…!!




実際に値引きされる見積もりを受けたことないから本当は違うかもしれんけどね。一条工務店の見積もりは比較的明瞭と思ってるよ




そっかー、でも坪数減らしたら狭くなるだけっちゃうの?




坪数の減らし方にコツがあるんよ、ちょっと紹介するわ
単純に部屋数を少なくする、狭くすることで坪数を抑える事はできます。
しかしながらそれは不便や不満を招く原因となってしまいます。
では、どうやって坪数を抑えるのか?
それは廊下を少なくすることです。
廊下を1坪減らしても、リビングを1坪減らしても値段はあまり変わりません。
これを利用して、とにかく廊下が少なくなるように間取りを組んでいます。




我が家の間取りがどのように組み上がっていったのかについてはこちらの記事で紹介しています。
⇒【コンセプト】が重要!!35坪のブリアールの間取りはこうしてできた
私達夫婦の場合、家の外観や内部のデザイン性は全く必要としていませんでした。
このため、”家は性能”の一条工務店のコンセプトがピタリとはまった形です。
一条工務店特有の建築ルールも多々ありますが、
デザイン性を求めていない私達にとっては大した問題ではありませんでした。
安くしたいというコンセプトが固まっていたこともあり、打合せは比較的スムーズに進みました。
それでも打ち合わせ終盤には疲れを感じましたので、
やはり自身のコンセプトに対してブレない意識は必要と感じました。




もし、デザイン性を求めていたら”安くしたい”という思いとの間でどちらを取るかすごく悩んでたと思うよ。どちらを重視するかブレやん為にもコンセプトを持っておくことは重要!
まとめ
間取りを決めるときに重要な3つのポイント、如何でしたでしょうか。
重要なポイントは3つ。
- お金
- 人生設計
- コンセプト
これらについてしっかりと意識し、ハウスメーカー担当者に伝えましょう。
過去の建築データから参考になる間取りを見せてもらうことができるでしょう。
そこから気になる間取りを探すところから始めれば良いです。
後はひたすら手と足を使って調べるのが一番早いです。
単に間取りだけ見たり、インターネットでイメージするのも良いですが、
最もおすすめなのは間取りと住宅が共に公開されている物件を見てまわる事です。
そうすることで広さに対して実感がでてきますし、
実際に見た部屋と比較して
- 少し大きい方がいい
- 小さい方がいい
- 幅が広い方がいい
- こんな工夫がいい
…等々の具体的な希望が出てきます。
出てきた希望をパズルのピースのように組み合わせて、
間取りを完成させていきましょう。
間取りを考える事は家づくりの骨格を決める重要な一歩です。
この一歩をしっかり意思のあるものにし、
後悔の無い家づくりを進めていってくださいね。
家づくりの一つの参考になれれば幸いです。
注文住宅で間取りを決めるときに意識すべき【3つのポイント】 おわり




具体的なイメージがある程度できているならタウンライフで具体的に間取りを検討してみよう!無料で利用できるので家づくり初心者におすすめです。
別記事にて利用方法や入力補助をしていますので参考にしてくださいね。
\ 家づくりはここからはじまる/
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