とにかく乾燥する一条工務店の全館床暖房。
そんな家では加湿器が大活躍します。
2021年冬シーズン、我が家では連日24時間フル稼働しています。
そんな加湿器ヘビーユーザーである私が、
我が家の加湿器について紹介します。
加湿器も色々、家電量販店に行くとズラりと並んでいます。
- 高いものから安いものまで
- 加熱気化式、超音波式、更にはハイブリッド式なんてものも
- 音も気になる、お手入れも気になる!
一言に加湿器と言っても選択肢はものすごく多いものです。
そして言えるのは、実際のところ何がどう違うのかわからないという事。
当記事では我が家で使用している加湿器を紹介します。
なんとなく選んだSHARP製の加湿器、しかしながらすごく良い買い物をしたと感じます。
次に加湿器を購入するとしてもきっと同じシリーズを購入します。
一条工務店に限らず加湿器で悩む方は是非、
この加湿器を検討の余地アリです!

我が家のSHARP製加湿器はこれ!絶対検討の余地有!
我が家で使用している加湿器はSHARP製HV-H75です。
既に今期で4シーズン目ですが、バリバリ働いてくれています。
HV-H75の後継機種はこちらです。
HV-P75
これと同系統機種のHV-P55が、
TBS系列サタデープラス(以下サタプラ)、
『ひたすら試してランキング』で4位に入っています。




4位っ!!4位…4位…




不満そうやな!




うーん、4位ってどうなん?もっと1位とか2位の方がいいんちゃうの?




それならわざわざ紹介せんよね!!
実はこのランキングでは、実際に使って感じるある重要な要素が考慮されてないんよ。




ほほぅ!どういうこと!?




実際に使うにあたって重要な要素、これについて解説するわ!
加湿性能と同じくらい必要なのは【給水のしやすさ】
実際に加湿器を使用する上で重要な要素があります。
それが給水のしやすさです。
サタプラでは次の5項目について採点し、順位付けしていました。
- 加湿パワー
- 加湿スピード
- 静音性
- スタミナ
- お手入れのしやすさ
もちろん加湿器を比較するにあたり、
これらの5項目で採点することには何も疑問を感じません。




5項目の比較ならそうなるよね~っていう感じかな
我が家の場合は一条工務店の家で、冬場は全館床暖房です。
このため、他の家より乾燥しやすく、そのため加湿器の使用時間が長くなります。
1日中家に居た場合、1日2回程度の給水を要します。




1日2回も!?2日に1回くらいのもんかと思てたわ




SHARPのHV-H75はトレーに4Lの水が入るけどガンガン水無くなるねぇ~。




1日8リットルも部屋に水ぶちまけてるわけか!




まぁ…間違ってはないか……
1日1回以上行う給水作業に手間がかかるとなかなか面倒に感じるでしょう。
外してトレーを持ち運んで給水…といった動作を毎回行うのは大変です。
その点、我が家のSHARPのHV-H75は給水がめちゃくちゃ簡単です。
(後継のHV-P75も同じです)
その方法は上から水を注ぎ入れるだけ。
- 電源の入れなおし
- 部品の着脱
これらの動作が一切必要ありません。
運転しながら上から注ぎ入れるだけでOKです。
我が家では湯沸かし用のやかんで給水しています。
(一度沸騰させた水は入れてはいけません)



勢いよく注ぎ入れても、真ん中に注ぎ入れる事で上手く水が流れていきます。




めっちゃカンタン!!




これすっごく楽よ!!
1回使うと、トレイとかタンク外して給水するとかめんどくさくて無理!!




これなら1日2回でもできるわー!!




ちょっとした片手間で出来るからほんとオススメ!
乾燥する一条工務店の家に住んでる人にはもっとオススメ!
サタプラ『ひたすら試してランキング』結果から見るSHARP-HVシリーズ
ここでサタプラの『ひたすら試してランキング』の結果を見てみます。
色々と詳しく検証してくれているので引用させて頂きます。
HVシリーズがランキング内で他製品と比べてどのような位置にあるのか見ていきましょう。
5項目の採点基準と各項目の1位は次の通りです。
サタプラ評価項目 | 項目別1位メーカー | 項目別1位加湿器 |
加湿パワー | モダンデコ | AND・DECOUV除菌機能付き ハイブリッド式加湿器 |
加湿スピード | ブルーノ | ハイブリッドUV加湿器 CALM MIST |
静音性 | アイリスオーヤマ | 上給水ハイブリッド加湿器 KUHK-500-B |
スタミナ | siroca | 超音波式5L加湿器 SD-C113 |
お手入れのしやすさ | 山善 | スチーム式加湿器 SteamCUBE MAG |
そしてこちらは総合ランキングです
サタプラ総合ランキング | メーカー名 | 製品名 | 項目別ランキング結果 |
1位 | ダイニチ工業 | ハイブリッド式加湿器 HD-RXT521 | – |
2位 | パナソニック | ヒーターレス気化式加湿器 FE-KXU05 | – |
3位 | モダンデコ | AND・DECOUV除菌機能付き ハイブリッド式加湿器 | 加湿パワーランキング1位 |
4位 | SHARP | プラズマクラスター加湿器 HV-P55 | – |
5位 | ブルーノ | ハイブリッドUV加湿器 CALM MIST | 加湿スピードランキング1位 |




項目別ランキングに無い物が3つも!




そこなんよな!大体毎回サタプラのランキングは、項目別で1位になったのが総合ランキングでも上位に入るパターンが多いんよ。けど加湿器に関してはそうじゃないのが3つもあるっていう珍しい展開!
そしてこれらの総合ランキングTOP5の中で唯一、
運転させたまま水を注ぎ入れられるのがSHARPのHV-P55です。
詳細な得点は割愛しますが、ランキング内の他の加湿器に比べてスタミナ(タンク満タンでの連続稼働時間)が劣るという結果になっています。このデメリットを給水のしやすさでカバーしています。
SHARPのHVシリーズを実際に使ってみてどうなのか
では我が家で3年以上使い続けているSHARPのHVシリーズ、
実際に使ってみてどうなのかを感じたままに紹介していきます。
上から給水出来る事の魅力については既に解説しているため、
次の項目について紹介していきます。
- 加湿能力
- 操作性
- チャイルドロック機能
- お手入れのしやすさ
- デメリット




ちなみに以前はタンク給水式の加湿器をずっと使用していました。
今の家に移ったときに加湿器も新調したよ!
加湿能力
加湿能力は特に気になりません。
乾燥状態から快適湿度に上げるためには”強”運転が必要になりますが、
それはどの加湿器でも同じであると思います。
HV-H75は、製品仕様上21畳までの部屋で使用することができます。
我が家では18.5畳のLDKでの使用を主としています。
間取りと配置はこんな感じです。



基本的にはドアを全て閉め、18.5畳のLDKとしています。
状況に応じて隣接する4.5畳の和室を隔てる襖を開放し、続き間としています。




つまり、基本的には18.5畳の部屋に対して加湿しているけれど、
場合によっては18.5+4.5=23畳の部屋に対して加湿しているよ




製品仕様より広い範囲や!




ちょっとだけオーバーしとるね。
でも特に気にならんな~、全然問題無く加湿できてるで!
加湿器には“静音運転”や“おやすみモード”といった音を抑えて運転することに特化した運転方法があります。しかしながら、これらの運転モードは部屋の湿度を上げることに向いていません。湿度を上げたい時は“強運転”や“おまかせ”といったモードを選択し、大きな音を出しながら一気に加湿しましょう。
操作性
運転モードの選択やボタンの押しやすさも全く問題ありません。
- ボタンは5つ、使っているのは2つ
- ややこしい設定は無い
- 複数回押し、または長押しのみ
余計な機能が無いため説明書が無くても特に悩む事は無いのではないかと思います。
操作パネルはこんな感じです。



この中で使用しているボタンは下の2つのみです。つまり
- 電源ON・OFF
- モード切替
湿度を上げたいときに”強”か”おまかせ”を使用し、
維持したい時や就寝時に”静音”や”おやすみ”を使用するのみです。
このパネル以外に電気的に操作するところは無いため簡単です。
ちなみに画面右が給水口、左が吹出口です。
給水は右側の給水口より行うことができます。
チャイルドロック機能
子育て世帯に嬉しいのがチャイルドロック機能です。
ボタンを3秒間長押しする事でボタン操作がロックされます。
これで子どもにボタンをポチポチ押されることはありません。
しかしながら、タンクの出し入れは可能であるため、
こちらについては別途触らせないための工夫が必要になります。
我が家ではこのようにベビーゲートで囲って触らせないようにしています。



上からボタンは触ることはできますが、タンクには触れることができません。
チャイルドロック機能をかけておけばいたずらされることはありません。




ベビーゲートについてはこちらの記事で紹介しているよ
⇒100均で手作り!【コスパ最強ベビーゲート】が超おすすめ!!
⇒3m超!?壁が無くても設置可能!?【自由自在な手作りベビーゲート】
お手入れのしやすさ
加湿器を清潔に使うためにはお手入れが欠かせません。
加湿器の種類によっては
- パーツ点数が多くてごちゃごちゃしていたり
- 汚れるところが外れなかったり
- トレイに複雑な凹凸形状があって汚れが落とせなかったり
このような問題があり、なかなか清潔に保つことは難しかったりします。
HVシリーズのお手入れは簡単です。
- そもそも汚れがつきにくい表面性状
- 水がたまるトレイは単純形状で洗いやすい
- 水垢がつくところはタオル等を通して拭き取ることができる
ハイブリッド型なので高温にはならず、
滅菌はできませんがシーズンの使い終わりでしっかり掃除をしておけば、
毎シーズン清潔な状態で使い続けることができます。




使っていなくても水を溜めているだけで雑菌は繁殖してしまいます。長時間使用しない場合はタンクの水を捨てて乾かしておきましょう。




中途半端に使って放置が一番良くないんやな!




そういうことやな!使う時間長ければフィルターがどんどん汚れるし、放置時間が長ければタンクとかが汚れるし。いずれにしても使わん時はしっかり乾燥して雑菌の繁殖を抑えたいね!
デメリット
ここまでHVシリーズの主に良い点を紹介してきましたが、
もちろんデメリットもありますので紹介します。
湿度表示が無い
加湿器の種類によっては、加湿器自体に湿度表示があります。
HVシリーズについては湿度表示がありません。
目標湿度の設定があるため、機器自体は湿度を計測しているはずですが出力はありません。
このため、湿度の確認は別途湿度計を用いて計測する必要があります。




湿度計は安い物で構いませんが、商品によって結構ばらつきがありますので同じ種類の物ばかりを使用しない方が良いです。
ちなみに我が家では2つの加湿器で20%くらい違いました、さすがにひどすぎですが…
持ち運びにくい
HVシリーズにはバケツの取っ手のような持ち手がありません。
このため、持ち運ぶ際は抱え込むようにして持たなければなりません。
よって、頻繁に移動させて使用するのには不向きです。




我が家では使用中はベビーゲートの中のみ、シーズンが終わると押入れにしまい込むから移動させるのはこの時だけだよ
消耗品があるので維持費が必要
HVシリーズには消耗品が2つあります
消耗品名称 | 品番 | メーカー推奨交換周期 | 価格 |
Ag+イオンカートリッジ | FZ-AG01K1(1個入り) | 1年に1回 | 900円+税 |
交換用加湿フィルター | HV-FH7 | 48ヶ月 | 2,600円+税 |




そういえばイオンカートリッジ全然交換してないな……
今シーズン終わったら交換しよっと
正直な所Agイオンカートリッジが汚れても、
特に使用感に問題があるわけでもなく、普通に使うことができます。
問題は交換用加湿フィルターです。
こちらに関しては汚れが付着すると嫌なニオイの原因になるため、
しっかりとしたメンテナンスが必要になります。
加湿フィルターについては次項で詳しく解説します。
快適に加湿器を使うためのメンテナンス
加湿器を購入してすぐは気持ちの良いミストが部屋に満たされていくようで非常に気持ちが良いですね。でも次のシーズンに使い始めるとなんか臭いなんてこと、ありませんか?
加湿器同様、エアコンでも似たような事が起こります。
この原因は器内に残った水分を養分に繁殖したカビが原因です。
加湿器の場合はトレイや蒸気の通り道、給水口等にカビが発生しますが、
最もカビが発生しやすいのがフィルターです。
器内の清掃に加え、このフィルターを清潔に保ってあげるだけで、
ミストは常に快適な状態を保つことができます。




カビ嫌ぁー!




我が家の加湿器4シーズン目だけど、ミストは気持ち良い状態を保っているよ




どんなメンテナンスやっとんの?




具体的な方法と、どのくらいの頻度で行うのか紹介していくわ
毎日なんてやってられない!らうぅ家式加湿器のメンテナンス
我が家の加湿器のメンテナンスは次の通りです
※メーカー推奨ではありません
メンテ箇所 | 方法 | 頻度 | いつ |
加湿機本体 | 拭き取り | 年1回 | シーズン終わり(4~5月) |
給水トレイ | 食器用洗剤でこすり洗い | 年1回 | シーズン終わり(4~5月) |
フィルター | 交換 | 年1回 | 1シーズンで使い捨て |




え、つまりシーズン終わりの年1回だけしかメンテしてないってこと!?




そういうこと!なかなかズボラやろ
我が家で加湿器のメンテナンスを行うのは年に1回だけです。
これだけをしっかり行う事で4シーズン目になるHV-H75で快適な加湿を続けられています。
具体的にどのような方法でメンテナンスを行っているか紹介していきます。
加湿機本体とトレイはしっかり乾燥させてから物置へ
加湿機本体とトレイ(給水タンク)はシーズン終わりに洗ってしっかり水切りします。
- 加湿機本体は濡れたタオルやキッチンペーパーで手の届く範囲を拭き取る
- トレイは食器用洗剤で汚れや黄ばみを落とす
たったこれだけですが、いずれのメンテも最も重要なのが
しっかりと乾燥させることです。
しっかり乾燥させた後は袋に包んで外気との接触を遮断し、
温度変化の少ない所に保管します。




温度変化が大きいと結露からカビが発生することも。
また、ホコリを被るとカビが繁殖しやすくなるからしっかり袋に包んで保管しよう!
嫌な臭いはフィルターを1シーズン使い切りで解決
フィルターは加湿器の中で最も汚れる部品です。
水道水に含まれる不純物やカルキ等が蓄積され、ここからカビが繁殖します。
水の入れ替わりが激しい場合は比較的カビ繁殖は進みにくくなりますが、
中途半端に湿った状態を維持してしまうと一気に繁殖が進んで嫌なニオイが発生します。
ここで必要になるのがフィルターの清掃ですが、私は一切フィルターを清掃しません。
その理由は2つ
- 漬け置きが必要で清掃に時間がかかる
- ミストのカビ臭が消えるほどきれいにならない
「加湿器 フィルター掃除」などで検索すると、
主に出てくるのはクエン酸や重曹を用いた漬け置きによって汚れを取る方法です。
漬け置きする場合は30分~数時間かかります。
我が家では基本的に家に居る間、加湿器を稼働し続けているため止められる時間がありません。
また、過去にこれらの方法でフィルター清掃を試みた経験上、
見た目で多少きれいになったようには見えますが、
ミストのカビ臭が完全に消えるわけでは無いのです。
このような経験から、我が家ではフィルター清掃を行う事をやめました。
その代わり、フィルターは1シーズン使用後に破棄し、
次のシーズンは新しい物を使用しています。




HV-H75のフィルターはおおよそ2500円くらい。
安くはないけど清潔に保つための維持費として割り切っています。




まぁ、毎回何時間もかけてフィルター清掃する事考えたら高いとも言えんかぁ~




価値観にもよるけど、我が家では快適さ清潔な状態であることを優先したね!
まとめ
我が家の加湿器事情について紹介してきました。
一条工務店の我が家は全館床暖房の使用と共に非常に乾燥します。
加湿することで効率よく室温を上げたり、風邪予防にもなります。
- SHARP製HVシリーズはとにかく給水しやすい
- 最新機種HV-P55はサタプラの”加湿器ひたすら試してランキング”総合4位
- 加湿能力をはじめとしたスペックも優秀
- シーズン終わりに適切なメンテナンスで毎年快適
- フィルターは毎年使い捨て!維持費と考える
4シーズン目を迎えたSHARP製HVシリーズの加湿器、
今でもカビ臭くなることもなくフル稼働してくれています。
多くのメリットがありますが、特に給水のしやすさに対して最高の満足感を得られています。
加湿器の使用頻度の高い家庭は加湿器を選ぶときの選択肢の一つに加えるべき一品です。
加湿能力や静音性、デザインに気を取られがちなのが加湿器です。
”給水のしやすさ”という日常生活に大きく関わる項目に着目して選んでみませんか?
加湿器は乾燥から肌やのどを守ります。
健康な生活を送ると共に、心にもゆとりを与えてくれる実用性のある加湿器と共に厳しい冬を乗り切りましょう。
一条工務店の我が家の加湿器はSHARP製!上から給水で楽々!! おわり
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