ベビーゲートシリーズの第4回ということで、
我が家で実際にDIYして使用中のベビーゲートについてご紹介します。
前回に引き続きご紹介するのは
100均で買えるもので作るコスパ最強ベビーゲートです。
今回は製作編ということで、
製作~組立て~設置までを解説していきます。
どんなものか?を知りたい方はまず第3回をご覧くださいね。
この記事はこんな方におすすめしています。
- とにかく安くベビーゲートを作りたい
- 売っているベビーゲートが部屋に合わない
- DIYで作りたいけど作り方がわからない
ベビーゲートに悩むお父さん・お母さん!必見です!



【紹介】費用はおおよそ3千円!こんなベビーゲートを作ります
前記事(第3回)のおさらいですが、
今回ご紹介するコスパ最強ベビーゲートはこんなものです



間取りに対してはこのように設置しています。



テレビボードを塞ぐようにおよそ3mの程の幅で設置しています。
これを作るのにかかる費用は110円の商品が33個で3,300円です。




メインの筒は2本1組、ジョイントも2個1組で110円だよ
【部材】準備するものはSeriaで揃う



使用する部材は全て100円ショップ“Seria”で揃える事ができます。
(一部店舗では取り扱っていなかったり、売り切れていることがあります)
使用する材料は6種類で、他にちょっとした工具が必要です。
- メイン部材
- ・① 棒
・②③ ジョイント2種(T型,L型)
・④ 紐
・⑤ 網
・⑥ 結束バンド - その他必要工具
- ・ニッパー
・ハサミ
・段ボールカッター
これらを順番に紹介します。
①棒:Craft Rack
メインフレームの筒材で、紙で作られています。



30㎝と39㎝の2種類があり、どちらでも使用することができます。
カッターナイフで切断することは可能ですが、
サランラップの芯のように硬めにできているため、
段ボールカッターやのこぎりの方が切断しやすいです。




我が家のベビーゲートは2本だけ切断しているよ
②③ジョイントパーツ:T型、L型
先程紹介した①の筒材をつなぎ合わせるためのジョイント部品です。
硬いプラスチックでできていて頑丈です。
こちらはT型ジョイント



L型ジョイントです



こちらについては①の筒材に合わせて製造されているため、
ピッタリサイズではまります。
T型とL型の2種類が販売されており、
角にあたる所にL型を使用し、それ以外の部分にT型を使用します。




ちゃんとL型とT型使う個数を考えてからじゃないと買えんなぁ?




そんなことないで!
見栄え気にしやんのやったら、L型が使える所にはT型が使えるんよ




てことは極端な話、全部T型買ってもええの?




そーゆーこと!
④紐:ロープ
ベビーゲートを置いておくだけでは、
倒れたり動いたりしてしまうのでロープで固定します。
どこで売られているものでも構いませんが、
- 切れないもの
- 伸びないもの(ゴム紐はNG)
- 固定する家具を傷つけないもの
このようなものを選ぶと良いです。
条件は3つありましたが、よく見かけるロープでOKです。




雑誌とかを束ねるビニール紐でもOK!
ちなみにSeriaではこんなものがありました。



⑤網
骨組みだけのベビーゲートでは子どもがくぐって遊ぶおもちゃです。
網を付ける事で通ることを防ぐと同時に、手が入るのを防止します。
今回は筒材長さが39cmのため、
40.5cm x 51.5cmを使用します。



筒材長さ30cmの物を使うのであれば、
1辺が30cm程度の網を使うと良いでしょう。
⑥結束バンド
棒と網の固定は全て結束バンドで行っています。
結束バンドを使用することで、頑丈に固定することができます。
結束バンドの余分をニッパーで切り落としますが、中途半端に短く切り落とすと触ってケガをする恐れがあります。
長く残して飛び出さないように隠すか、しっかり根元で切断してください。
筒径が30mmあるため、150㎜よりも長い結束バンドの使用をおすすめします。
ちなみに外すときはニッパーが必要になります。




結束バンドの代わりに紐で固定することもできるよ
【組立】挿し込むだけの簡単組立て



ジョイントを差し込むコツ
この棒とジョイントは専用に作られていることもあり、
はめあいの感じは、凸側か凹側どちらに挿し込むかで少し異なります。
- 凸側は力を入れるとスーっと奥まで入る
- 凹側は少しかため
このため奥まで挿しこんでしまうと抜くのが大変です。



最初は入る所まで筒材を回しながら入れていきましょう。
入らなくなったら、次のようにトントンと床に叩きつけてしっかりはめ込みます。



先程も少し触れましたが、一度奥まで挿しこむと抜くのが大変です。




しっかり挿し込みながら進めるよりも、外形がある程度できあがってからしっかりと挿しこんでいった方が効率よく作業できるよ
基本形状はこうしよう
平面的にベビーゲートを作ることはそう難しくないです。
しかしながら、平面的なものではどうしても強度を得ることができません。
強度が必要な理由は、子どもがひっぱったり、もたれかかったりするためです。
子どもがどのように扱っても壊れないように作らなければなりません。
そのためには、どうしても立体的に組む必要ができてきます。



このように、L字や上下逆のT字にすることで
“倒れない“ようにすることが可能です。
逆T字は手前、奥両方に対して倒れる事を防止できます。
ただし、逆T字のように手前にあるとどうしても邪魔です。
このため、逆T字は使わずに平面やL字形状で組み、
固定するときに補強してやります。
どうすればよいのか?については固定の方で詳しく解説します。
平面形状・L字形状で必要長さに組み、骨格を決めます。
網を取り付けよう
ベビーゲートの骨格が決まったらしっかりと挿し込み、
網をつけていきましょう。
このように上下方向・左右方向それぞれにずれないように固定します。



網のマスをジョイントに挿しこむと、
上下左右にほぼズレなくなるのでオススメです。




動かなくて安全なら、どんな固定方法でもOK!
参考までに我が家のベビーゲートの骨組み
我が家のベビーゲートの骨組みはこんな感じです。



棒は存在する奥行き毎に色分けしています。(青が手前)
LとTはジョイントを表します。
L型についてはT型を使用しても問題ありません。
考えるのが面倒なら全てT型を購入すれば間違いありません。
基本の形から色々と工夫を加えています。
- L字の基本形に加えて2箇所を□形状に⇒強度UP
- 筒材同士を紐で固定⇒筒材がジョイントから抜けるのを防止
- 筒材を切って全幅調整⇒ゲートと壁の間に入られるのを防止



このような工夫を加える事で、
- 2歳児が全体重かけて寄りかかっても壊れない
- 2歳児がゆすりまくっても壊れない
そんな強度を得ています。




わー!なんか複雑!難しそう…




最初から完成を目指す必要はないよ!
作ってみて、弱かったら補強するのを繰り返せばええで




ちょっとずつなら何とか・・・!
【設置】いよいよ設置、固定のコツ【重要】



組み立てが終わったらいよいよ設置です。
設置する前に全ての筒材が、
ジョイントにしっかり奥まで挿さっているか確認してください。
固定のコツは、
力のかけられる方向に対して耐えるように固定する事




高校物理は昼寝の時間と決めてたんや!




まぁまぁ…確かに理系脳じゃないと頭痛いかもしれんなぁ。
ちゃんと説明するって!
どういうことか我が家のベビーゲートを例にして、
わかりやすく図解で解説していきます!
固定のために使うのが紐や結束バンドです。
子どもの力では動かせない家具に対して次のように固定します。



こちらはベビーベッドに対して固定しています。
もう一か所、画面奥でテレビボードに対して固定しています。
こうすることで手前に引く力にも、押す力にも耐えることができます。
ちなみに紐は締め上げることができる結び方ができればそれがベストです。
私は良い結び方知らないので適当に締め上げて蝶々結びしています。
基本形状はこのように、L字+家具への固定で良いでしょう。
ただしこの状態は 押す・引く・上から押さえつける 力には強いですが、
持ち上げる力には弱いです。状況としては考えにくいですが、
子どもは何をするかわからないので持ち上げる力に対する固定も行います。
このようにすれば持ち上がりにくくなります。



このようにして、
- 押す
- 引く
- 持ち上げる
- 押し付ける
全ての方向に力がかけられるものと想定し、
そのそれぞれの力に耐えられるように設置することが固定のコツです。




設置したあとは強度チェックを行い、
子どもがどんな行動をするのかしっかり見ておくこと!




まとめ
Seriaのクラフトラックで作るコスパ最強ベビーゲート。
作り方から設置方法までご紹介しました。
まずはメリットとデメリットのおさらいです。
- メリット
- ・価格が安い
・融通が利く(使いまわしや改造)
・高さが低く、視界を邪魔しない - デメリット
- ・上手く組立て・固定しないと強度面で問題あり
・何か他の物に固定する必要がある
次に組立ついてまとめます
- メイン部材のクラフトラックを含めて材料はSeriaで揃う
- どの方向に力を加えても動かないように固定する
- 設置後に強度チェックと子どもの行動観察を忘れない
最大のデメリットである強度面については、
今回ご紹介したようにしっかりと固定してしまえば問題ありません。
押しても・引いても・上から押さえつけても・持ち上げても
動かないように固定してください。
くれぐれも
- 設置した後に少し力をかけてみて強度チェックを行う事
- 子どもの安全を第一に考えて設置する事
この2つは忘れないでください。
買ったら数万円もするようなベビーゲートが、数千円で作れてしまうかも…!?
DIYを通して、子どもの安全を守るベビーゲートを作ってみましょう。
テレビ前に最適!!セリア【クラフトラック】のベビーゲートを設置 おわり




このベビーゲートでもカバーできない場所があるなら、
この記事で紹介しているイレクターパイプを使ったベビーゲートを是非ご覧ください。
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